2024年度の海外旅行保険に関する事故データを発表

2024年度海外旅行保険に関する事故データ

ジェイアイ傷害火災保険株式会社は、2024年度の海外旅行保険契約者に関する事故発生状況を詳しくまとめました。この調査は、保険の認知度を高め、旅行者が安全に快適な海外旅行を楽しむための取り組みです。本記事では、事故発生率や補償内容、地域別の事故傾向について詳しく解説します。

事故発生率

2024年度の調査によると、契約者の約4.7％にあたる「21人に1人」が何らかの事故に遭遇し、海外旅行保険を利用したことが分かりました。これは、膨大な数の旅行者の中で、意外にも身近に起こり得る状況であることを示唆しています。

補償項目別事故状況

事故による支出の内訳を確認すると、最も多い補償項目は「治療・救援費用」で、全体の約6割を占めています。この項目には、ケガや病気の治療費用、医療搬送費用が含まれます。次に多いのが「携行品損害」で、手荷物の盗難や破損の際に適用される保険です。そして、偶発的な事故に対応する「旅行事故緊急費用」が続きます。

地域別に見ると、ヨーロッパやアフリカでは「携行品損害」が多く発生し、北米・アジア・オセアニアでは「治療・救援費用」が主な原因となっています。特に、グアムやサイパンでは「旅行事故緊急費用」が顕著に見られるなど、地域によって事故の内容が異なることが明らかとなりました。

高額医療費用事故

また、「治療・救援費用」に関しては、保険金の支払いが300万円以上となる高額な医療事故が各地で発生しています。その中でも特に北米、特にハワイでの発生が目立ちます。最高の保険金支払額は何と6,415万円に達しました。これは、海外における医療費の高額さを反映しており、如何に保険が重要であるかを物語っています。

海外旅行の保険の重要性

つい最近では、クレジットカードに付帯された保険を頼りに渡航する方や無保険での海外旅行を選ぶ方も増えてきていますが、実際のところ、海外では支払い保証がなければ、必要な治療を受けることが難しい可能性があります。特に日本と比較して医療費が非常に高い場合が多く、医療通訳の費用や帰国時の医療搬送費も考慮する必要があります。

そのため、無制限の補償を提供する保険プランを選ぶことが強く推奨されています。そういった万全の準備をすることで、安心して旅行を楽しむことができるでしょう。

このリリースは、金融記者会や国土交通記者会にも配布されています。将来的な海外旅行を考えている方々は、ぜひこのデータを参考にして、安全な旅の計画を立てていただきたいと思います。