Fastly、新CEOにキップ・コンプトンが就任
2025年6月16日、エッジクラウドプラットフォームを代表するFastly, Inc.は、キップ・コンプトンが同社の最高経営責任者(CEO)に任命されたことを発表しました。これは、従来のCEOであるトッド・ナイチンゲールの後任としての役割であり、ナイチンゲールは2025年6月30日まで顧問を務める予定です。
Fastlyの取締役会長、デビッド・ホーニックはコンプトンの就任を歓迎し、ナイチンゲールのリーダーシップに感謝の意を示しました。「彼の進化した製品ポートフォリオと顧客への献身により、Fastlyは新たなステージへ進む準備が整った」と述べています。
コンピュータ業界での実績
キップ・コンプトンは2024年1月にFastlyに最高製品責任者として入社し、その後わずか1年半の間に同社の成長に貢献してきました。彼は、エッジ技術の未来に対する高いビジョンと豊かな経験を有しており、これからのFastlyの進化をリードすることが期待されています。
"この度、FastlyのCEOを拝命し、大変光栄に思います。入社以来、私たちの戦略を磨き、製品開発のスピードを上げ、成長への基盤を築くことに注力してきました」とコンプトンは述べています。これからの成長を加速し、ビジネスを新たな高みへと導くことを目指しています。
コンプトンは、エッジコンピューティング、ビデオ、ネットワーキングにおいて25年以上の経験を持つシニアリーダーです。Fastly入社以前は、Cisco Networkingでの戦略・事業開発担当シニアバイスプレジデントとして広範な経験を積んできました。また、彼はデジタルビデオやセキュリティ分野において複数の特許を保有しています。
教育と背景
彼はマサチューセッツ工科大学でコンピューターサイエンスおよびエンジニアリングの学士号を取得し、また、電気工学およびコンピューターサイエンスの修士号を持っています。さらに、ペンシルバニア大学ウォートン校で経営学修士号を取得しており、業界における彼のリーダーシップにさらなる裏付けを与えています。
Fastlyは、2025年5月に発表した業績見通しをそのまま維持しています。顧客の要望に応えながら、引き続き新しい技術の提供に注力し、優れたオンラインエクスペリエンスの創出を目指しています。国内外の主要企業である日本経済新聞社やZOZO、さらにはRedditやUniversal Music Groupといった世界的企業が、Fastlyのプラットフォームを利用して、オンライン体験を向上させています。
詳細な情報については、Fastlyの公式ウェブサイト
こちらをご覧ください。また、最新情報はX(@FastlyJapan)やFacebookでも随時掲載されています。