サイトロニクス株式会社の新展開
神奈川県川崎市の再生医療テック企業、サイトロニクス株式会社が経済産業省の「出向起業等創出支援事業」に採択されました。この支援事業は大企業に勤める人材が自らの企業から離れて新たな事業創造に挑戦することを目的としており、最大1,000万円の補助が提供される仕組みです。
サイトロニクスのミッション
同社は、再生医療において重要な要素となる細胞培養に特化した技術を開発しています。具体的には、細胞培養結果のばらつきとその管理に直面している課題を解決するために、CO2インキュベータ向けの細胞モニタリング装置およびそのためのクラウドウェアを開発しました。このプラットフォームは、研究者や医療従事者がより効率的に細胞培養を進めることを可能にします。
経験豊富なチーム
設立当初から、サイトロニクスの代表者である今井快多氏と香西昌平氏は、株式会社東芝で培った豊富な経験を基に、技術研究開発や事業化に取り組みました。彼らは、東芝から独立した最初のスタートアップとして、この新しい挑戦に挑んでいます。
支援事業の効果
今回の支援事業に採択されたことで、サイトロニクスは次世代装置の開発を加速し、早期の製品化を見込んでいます。また、補助金を活用しながら、株式や助成金を通じた資金調達を行い、優秀な人材を採用し続ける方針です。
未来に向けた展望
同社のミッションは「デジタル技術で再生医療を身近な選択肢にする」ことです。このビジョンを実現するために、サイトロニクスは研究開発の深化と事業体制の強化に努め続けます。これにより、再生医療分野におけるリーダーとしての地位を築いていくことでしょう。
サイトロニクス株式会社概要
本件に関するお問合せは、サイトロニクス株式会社の広報担当まで。Eメール:
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