台湾・台北の漢方クリニック「意一堂」が特別展示を開催
2019年3月14日から6月14日まで、台湾台北市の松山空港において「意一堂」(イイチドウ)という漢方クリニックが素晴らしい展示会を行います。「漢方・意一堂」をテーマとしたこの展示会は、漢方の持つ魅力やその文化的意義を広めることを目的にしています。
漢方の進化と台湾文化との関わり
漢方医学は数千年の歴史を持ち、今なお進化を続けています。台湾において、漢方は人々の日常生活、食事、服装、住まいに深く根付いており、単なる医療の枠を超えた文化的存在として重要な役割を果たしています。漢方の考え方によれば、自然界の全てが「薬」としての力を持っています。この展示では、漢方の理論に基づく自己診断のチャートなども用意されており、訪れる人々が自分に合った健康アドバイスを受けることができます。これは、漢方医による診察のような形で自分の生活習慣を見つめ直す良い機会となるでしょう。
「精神と身体」のバランスを整える
今回の展示を通じて、来場者は生薬についての知識を深め、自らの健康と向き合うきっかけを得ることが期待されます。生薬の持つ力やその効用についての理解が深まることで、心と身体の健康なバランスを取る手助けとなるのです。
アートと漢方が融合した展示
特に注目したいのは、日本の建築家、片桐和也氏を招いて生薬をアーティスティックに表現したオブジェが展示される点です。彼の作品は、漢方の生薬を視覚的に捉え、その美しさを引き出したものです。このオブジェを通じて、観覧者は出発の前に漢方の知識を得る特別な空間を体験できます。
片桐和也氏の経歴
片桐氏は工学院大学を卒業後、アメリカのイリノイ工科大学でさらに学び、その後はメキシコの大学で講師を務め、著名な建築デザイナー隈研吾氏の事務所で経験を積みました。彼は2014年に自らのデザイン事務所を設立し、これまでに数多くのプロジェクトを手掛けてきました。
漢方クリニック「意一堂」について
台北に位置する「意一堂」は、江錦輝氏が40年以上にわたり運営している漢方クリニックであり、漢方の知識や哲学を広める活動を行っています。江氏は、国際的な中華経脈臨床医学監事なども務め、漢方医療の発展に大きく貢献してきました。
他にも、「爪診断法」と合わせた診断法など、彼の豊富な経験が活かされた医療技術は高く評価されています。
開催情報
- - テーマ: 漢方・意一堂
- - 開催言語: 日本語・繁体字中国語・英語
- - 開催期間: 2019年3月14日(木)〜6月14日(金)
- - 開催場所: 松山空港(台北市松山区敦化北路340-9)、搭乗口5〜6付近
- - 公式ウェブサイト: 意一堂
この展示は、漢方と台湾文化の魅力を再発見する絶好の機会です。是非とも訪れてみてください。