北陸三県が国際舞台でその魅力を発信
2024年3月、北陸新幹線が敦賀まで延伸される予定で、北陸三県—富山県、石川県、福井県—の観光がさらに注目を集めている。その一環として、北陸三県誘客促進連携協議会が公益社団法人日本外国特派員協会(FCCJ)と連携し、2月21日に「FCCJ北陸ナイト」というプレスイベントを開催した。目的は、海外メディアに向けて北陸三県の観光資源や文化を広めることだ。
イベントの内容と特徴
本イベントは、株式会社福井新聞社と株式会社共同通信デジタルの協力のもと、企画・運営された。参加者には、各県の観光担当者が英語で地域の魅力を紹介したプレゼンテーションが行われ、特に料理や地酒、伝統工芸品の展示・実演が注目された。
食事と地酒の魅力
参加者は北陸三県の新鮮な地元食材を使ったビュッフェスタイルの料理や、各県の地酒を味わうことができた。これにより、味覚を通じて地方の魅力を伝えることができた。
伝統工芸の紹介
また、各県の伝統工芸を体験できるブースも設置された。例えば、富山県では井波彫刻の実演、石川県では九谷焼の絵付け、福井県では越前刃物の試し切り体験が行われた。これにより、参加者は実際に手に触れ、体験することでその魅力を深く理解できた。
海外メディアからの関心
共同通信デジタルによると、今回のイベントには40名を超える海外メディアが参加した。その中でも、スペインの記者は「北陸三県の魅力を一度のイベントで取材できて非常に良い機会だ。今後現地でも取材をしてみたい」と話していた。
各県の展示内容
- - 富山県: 井波彫刻や越中八尾の踊りの紹介。
- - 石川県: 輪島塗や金沢箔、九谷焼の展示。
- - 福井県: 越前箪笥スピーカーや越前刃物の体験。
このようにして、北陸三県の魅力を世界に伝える活動は着実に進んでおり、今後の観光誘客に向けた重要なステップとなった。
まとめ
北陸三県のプレスイベントは、外国メディアとの交流を深め、地域の魅力を国際的に発信する貴重な場となった。今後、観光資源がさらに発展し、多くの観光客が訪れることを期待したい。