「青木まりこ現象」とは?
1985年に雑誌に投稿された体験談に由来する「青木まりこ現象」。書店に行くとトイレに行きたくなるという、謎の現象です。森永乳業は、この現象の実態解明のため、全国の20~60代男女1000人を対象に独自調査を実施しました。
調査結果:4割が認知、3割が経験
調査によると、「青木まりこ現象」の認知度は約40%、実際に経験したことがある人は約30%にのぼりました。男女比や年齢層に大きな差はありませんでしたが、女性や若い世代でやや高い傾向が見られました。
興味深いのは、お通じの悩みを抱えている人の「青木まりこ現象」経験率が、悩みのない人の約2.4倍という結果です。お通じの悩みとこの現象の間に、何らかの関連性がある可能性が示唆されました。
書店での体験談
調査では、現象が起こりやすい状況についても質問しました。多くの人が「店内を歩き回っている時」や「本をパラパラめくっている時」に現象が起こると回答。滞在時間の長さではなく、書店内での行動が関係しているようです。
また、書店タイプ別に見ると、「大型書店」で現象が起こる人が最も多く、約半数を占めました。これは、大型書店の広さや本の数、あるいは独特の雰囲気などが影響しているのかもしれません。
書店以外でも?
「青木まりこ現象」は書店に限定されません。調査では、ドラッグストア、家電量販店、スーパーマーケットでも同様の現象を経験した人が一定数いることが分かりました。しかし、これらの場所での発生率は書店に遠く及びません。書店の持つ特別な何かが、この現象を引き起こしているのかもしれません。
謎の要因
「青木まりこ現象」の原因はいまだ解明されていません。しかし、調査では、「ニオイ」や「空気中の物質」、「雰囲気」などが要因として挙げられました。
他にも、映画館での「水音現象」、歯医者さんでの「ドリルの悪夢現象」など、場所特有の感覚が便意を催すトリガーとなる事例も報告されています。これらの共通点は、特定の場所や状況に特有の刺激が、何らかの形で腸の活動を促す可能性があるということです。
まとめ
森永乳業の調査により、「青木まりこ現象」の実態が明らかになりました。この現象は、単なる偶然ではなく、お通じの悩みや場所の雰囲気、空気など、複数の要因が絡み合って起こる可能性があります。今後、更なる研究により、そのメカニズムが解明されることが期待されます。
森永乳業「毎朝爽快」シリーズ
本調査を実施した森永乳業は、「毎朝爽快」シリーズでお通じの悩みを抱える人々をサポートしています。手軽に飲める飲料で、快適な毎日を過ごせるよう、製品開発に取り組んでいます。