新しい地域貢献の形: NAHAマラソンと食材の結びつき
沖縄で開催されるNAHAマラソンは、その歴史を支える数多くの人々、企業の協力のもとで成り立ています。今年の第38回大会では、MOTTAINAI BATON株式会社とエヌエヌ生命保険株式会社による新たな地域貢献の取り組みが注目を集めています。このコラボレーションにより、沖縄の食材を使った特別なレトルトカレーが誕生しました。
食の大切さを形にしたカレー
2024年12月1日に開催されるNAHAマラソンでは、大会のスポンサーを務めるエヌエヌ生命が、チャリティランナーに対して特製のレトルトカレー『第38回NAHAマラソンご当地味わいカレー』を無料で配布します。このカレーの特徴は、沖縄の5つの市町(那覇市、糸満市、豊見城市、南風原町、八重瀬町)の地元食材がふんだんに使用されている点です。
どんな食材が使われている?
今回のカレーでは、糸満市のマグロや那覇市の島豆腐のおからを基にしたキーマカレーがメイン。サトウキビから得られる「バガス」を加えることで、自然な甘みが引き立つ仕上がりになっています。八重瀬町と南風原町で採れる冬瓜や豊見城市のミニトマトも加わり、食感の多様性と味わいが生まれています。この素晴らしいカレーが、走っているマラソン参加者に大いなるエネルギーを提供することでしょう。
地域の協力が生んだカレー
MOTTAINAI BATONが選定した食材は全て地元の生産者からのもので、食材の提供元は那覇市の株式会社照屋食品や、八重瀬町のファーマーズマーケット南風原「くがに市場」、糸満市の坂下水産株式会社など多岐にわたります。実に地元の食文化を活かしたこのプロジェクトは、沖縄の地域貢献と食品ロス削減が見事に結びついた形となっています。
エヌエヌ生命の思い
エヌエヌ生命は、「中小企業サポーター」としての役割を果たしています。これは、中小企業の大切なものを共に守るための道筋を示し、信頼を深める活動です。これまでNAHAマラソンのチャリティランナーのおかげで、2,042名の皆さんとの心温まる絆を結び、沖縄の子どもたちへの支援も続けています。沖縄特産の食品を活用することでさらにその取り組みが深化することを期待しています。
商品の特性と配布方法
『第38回NAHAマラソンご当地味わいカレー』は、沖縄県うるま市の株式会社食のかけはしカンパニーで製造され、一般販売は行われない特別な商品です。このカレーは、チャリティランナー300人に無料で配布され、さらに沖縄県社会福祉協議会に600個が寄贈され、児童養護施設へ届けられます。食を通じてつながる地域の絆を感じさせる魅力的な取り組みです。
今後の展望
MOTTAINAI BATON株式会社は、今後も地域課題に向き合いながら、サステナブルな商品開発を進めていくとのこと。食品ロスを活用した新たな試みは、地域に密着した企業として続ける使命感を湛えています。今後の彼らの動きにも目が離せません。地域と共に育むこの取り組みが、沖縄全体を元気にしていくことでしょう。