新たな材料計測技術
2026-02-03 12:42:53

岐阜大学発ベンチャー、6G対応の材料計測システムを開発に成功

岐阜大学発ベンチャー、6G対応の材料計測システムを開発に成功



岐阜県岐阜市に拠点を置く株式会社フォトニック・エッジは、6G通信技術を見据えた材料計測システムの開発を進め、この度、300GHz帯における計測に成功したことを発表しました。同社は岐阜大学発のベンチャー企業で、独自の光学技術を基にした研究を行っています。

周波数領域分光法で新たな可能性を拓く



フォトニック・エッジが開発した材料計測システムは、周波数領域分光法(FDS:Frequency-Domain Spectroscopy)を採用しています。この技術により、数GHzから1THz程度の範囲で材料の特性を計測することが可能です。近年、電波利用ニーズは増加しており、それに応じた新しい技術の必要性が高まっています。このシステムは、特に高周波数の技術開発の一環として位置付けられています。

現在、同社は300GHzおよび450GHz帯のSub-THz領域での開発と検証を実施中であり、今回の成功はその重要な一歩となっています。測定環境もコンパクトで、従来のベクトルネットワークアナライザ(VNA)と比較して、システムの価格抑制も可能です。

測定の精度と効率



計測においては、S21とS11の測定が可能で、複素誘電率の解析も行われます。送信はJバンド(220GHz~330GHz)を使用し、送信モジュールの段替えによって他周波数帯への変更も可能です。また、光源の波長を掃引することで、Jバンドでの高い掃引速度も実現しています。

従来の技術との比較では、同システムによる結果は期待された通り、VNAによる計測結果と良い一致を示しています。

持続可能な電波利用に向けた技術



増え続ける電波利用の需要に応えるためには、電波の有効活用と持続可能性が重要です。フォトニック・エッジの技術は、100GHz以上のSub-THz帯の利用においても価格を抑えることができ、商業化に向けた高い可能性を秘めています。特に、データ通信の高速化と効率化に寄与する技術として期待されています。

今後の展望



同社は2026年度内に450GHz帯への周波数拡張を目指しており、その後、2027年以降には製品化や社会実装に向けた取り組みを進める予定です。

結論



岐阜大学発のフォトニック・エッジが開発した新たな材料計測システムは、6G通信技術に対応した未来の要となる可能性があります。今後の進展が期待される中、私たちの生活にどのように影響を与えるのか、注目が集まっています。

本研究成果は、総務省の持続可能な電波有効利用のための基板技術研究開発事業(FORWARD)によって得られたものです。詳細については、フォトニック・エッジのウェブサイトをご覧ください。


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会社情報

会社名
株式会社フォトニック・エッジ
住所
奈良県奈良市富雄北3丁目20番11号
電話番号
090-5689-6585

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