腸内細菌で重症化予測
2026-02-03 12:30:22

腸内細菌叢を活用したCOVID-19重症化予測の特許取得

新しい医療の一歩



2025年12月2日、国立大学法人東海国立大学機構と株式会社Rhelixaは、腸内細菌叢に占めるコリンセラ属の情報を利用したCOVID-19重症化予測方法に対する特許を取得したことを発表しました。この革新的な技術が医療現場にもたらす可能性について掘り下げていきます。

発明の背景



新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響は計り知れないものがあり、同じ病原体に感染した場合でも、重症化の度合いには個人差があります。特に、感染者が重症化したりサイトカインストームを引き起こすリスクを事前に予測できる技術が求められています。近年の研究で、腸内細菌叢が免疫応答や炎症反応に深く関連していることが明らかになり、これを活用することで重症化リスクの予測ができるかもしれないとの期待が高まっています。

技術的特徴



本特許は、腸内細菌の中でも特にコリンセラ属(Collinsella)に着目しています。この細菌の割合情報を元にCOVID-19の重症化リスクを評価する手法を提供します。具体的には、糞便サンプルを用いて細菌の種類と量を解析し、コリンセラ属の割合を提供。この情報を基に患者の重症化リスクを評価することが可能となります。

特筆すべきは、この技術が全体の腸内細菌叢のデータに依存せず、具体的な細菌属だけに焦点を当てることで、医療現場での実用性が高まる点です。こうしたアプローチは、臨床現場でも扱いやすく、医師が迅速に判断できる材料を提供します。

今後の応用



この特許技術はCOVID-19以外にも、免疫応答や炎症反応が関連する病気にも応用が期待されています。腸内細菌叢を元にしたリスク評価は、将来的に他の感染症や炎症性疾患における重症化予測、さらには治療方針の決定に役立つ可能性があります。医療分野での幅広い利用が期待される中、本技術を基にした臨床研究や社会実装が進められる予定です。

Rhelixaの取り組み



株式会社Rhelixaは、最先端のゲノム・エピゲノム解析技術を駆使し、生物学や医学、薬学の領域における研究や製品開発、受託業務を行っている企業です。次世代シーケンサーによって得られるデータを統合的に解析し、細胞制御のメカニズムをより詳細に理解するための道を切り開いています。さらに、あらゆる研究開発の場面で求められるデータの統計解析や図作成も、専門知識がなくても行える環境を整備し、誰もが利用できるようにしています。

まとめ



名古屋大学とRhelixaが共同開発した腸内細菌叢に基づくCOVID-19重症化予測方法は、今後医療分野に革命をもたらす可能性があります。新たな視点からの予測法は、患者に安心感を与え、医療従事者の判断をサポートするでしょう。今後の進展が非常に楽しみです。


画像1

会社情報

会社名
株式会社Rhelixa
住所
東京都中央区入船3-7-2KDX銀座イーストビル 5F
電話番号

トピックス(科学)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。