広島市の業務効率化
2021-03-22 13:00:04

広島市が採用したエネロボによる業務自動化の取り組み

エネロボ導入背景


広島市では少子高齢化が進行する中で、市民に提供する行政サービスの拡充が求められています。その結果、担当職員は定型業務に時間を取られることが多く、重要な企画・立案への集中が難しくなっています。こうした課題を解決するため、広島市は2019年9月にRPA(エネロボ)とOCRを導入しました。これにより、業務の自動化を進め、効率的な運用を目指しています。

エネロボの導入効果


導入以来、広島市は窓口業務を含む13の業務に対して20のエネロボを活用してきました。具体的には、申請書の情報を業務システムへ自動的に入力するタスクを担当するロボットが稼働しています。例えば、「介護保険高額介護サービス費等支給申請書」のデータ処理を手動から自動化することで、職員の業務負担が大幅に軽減されました。従来は職員が手動で確認と入力を行っていましたが、エネロボとOCRの導入により、申請書を電子データ化し、正確な情報を迅速に業務システムへ登録できるようになり、業務のスピードアップが図られました。これにより、市民へのサービス提供も迅速化され、職員の精神的・身体的な負担が軽減されるという二重の効果が期待されています。

将来の展望


広島市はRPA(エネロボ)およびOCRの活用をさらに拡大する計画を立てており、2021年度には全庁的な展開を目指しています。また、職員がRPAを扱えるようになるための研修も継続的に行い、庁内での成功事例を積極的に共有することにより、さらなる業務の自動化と効率化を期待しています。将来的にはロボット作成から維持管理までを担える人材を育成することで、広島市の行政サービス向上につなげていくことを見据えています。

導入支援


当社は広島市に対してRPA(エネロボ)の導入に関するコンサルティングや運用支援を提供し、ロボット作成や運用ルールの策定、研修など幅広く支援を行っています。現在、広島市側はロボットの実行や業務選定を行い、我々がその技術支援や実際のロボット作成を担当しています。これからも、広島市の目指す業務効率化と市民サービスの向上のために、引き続き貢献していきます。

参考リンク



エネロボについて


当社が提供するエネロボは、国内で導入実績が豊富なRPAサービスであり、BizRobo!のOEM製品です。

OCR技術について


OCR(光学文字認識)とは、紙媒体の情報を電子データ化するための技術で、印刷された文字や手書きの文字をデジタルに変換することが可能です。これにより、文書処理の効率が大幅に向上します。

会社情報

会社名
株式会社エネルギア・コミュニケーションズ
住所
広島県広島市中区大手町二丁目11番10号
電話番号
082-247-8511

関連リンク

サードペディア百科事典: 広島県 広島市 RPA エネロボ

Wiki3: 広島県 広島市 RPA エネロボ

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