日野市での多文化共生を学ぶ講座
2024年2月11日、日野市にて「外国ルーツの子どもたちを支える多文化共生の地域づくり講座」が行われます。この講座は、防災や子ども食堂をテーマに、外国にルーツを持つ子どもたちへの支援策を考える貴重な機会です。
日野市には約4,000人の外国人市民がおり、市全体の人口の2.2%を占めています。約80カ国の文化的背景を持つ市民が、様々な言語を話しながら暮らしています。この多様性は地域社会を豊かにする一方で、外国ルーツの子どもたちには特有の不安や困難が存在します。そのため、市では令和4年度から3カ年の計画で、外国ルーツの子どもたちの支援を学ぶ講座を実施しています。
講座の概要
当日のプログラムは以下の通りです。
- - 第1部(午前10時~正午): 「多世代で参加!地域の防災の視点から考える多言語・多文化防災ワークショップ」では、参加者がカードゲームを通じて、多文化共生の観点から地域防災について楽しく学びます。
- - 第2部(午後1時~2時30分): 「地域の子ども食堂の取り組みから考える、未来を担う外国ルーツの子どもたちのための支援とは」では、地域の子どもを見守る子ども食堂の活動を紐解きながら、家庭を支える重要な役割について話し合います。
- - 第3部(午後2時45分~4時): 最後のセッションでは、「日野に暮らす外国ルーツの子どもたちへの包摂的な支援と地域づくり」というテーマで、講師とともに多文化共生のまちづくりの未来を考えます。
講師陣
各部門には以下の専門家が講師として参加します。
- - 菊池哲佳氏: 桜美林大学グローバル・コミュニケーション学群准教授
- - 栗林知絵子氏: 認定NPO法人豊島子どもWAKUWAKUネットワーク理事長
- - 新居みどり氏: NPO法人国際活動市民中心(CINGA)コーディネーター
参加資格と申し込み方法
この講座は、市内在住・在勤者、および多文化共生に関わる活動を考える方々を対象としています。第1部は小学生以上が参加可能で、多世代からの応募を歓迎します。定員は30名ですが、各部単位での参加も可能です。
申し込みは、2月7日までに市のホームページにある申し込みフォームまたは添付のQRコードから行えます。この機会にぜひご参加いただき、多文化共生や地域の防災についてともに考えてみませんか?