トラスコ中山が新設する「マネチャレ制度」
機械工具卸売商社として知られるトラスコ中山株式会社が、社員のキャリアアップを支援する新たな制度「マネチャレ制度」を2025年度から導入することを発表しました。この制度は、各社員が自部署内で小規模なマネジメント業務を経験することにより、リーダーシップを育成し、より上級職へのステップアップを図ることを目的としています。
「マネチャレ制度」の概要
トラスコ中山では、支店長や課長、センター長などの責任者を「ボス」と呼び、現在100名以上のボスが在籍しています。「マネチャレ制度」は、ボスの仕事に対する興味を持っているが、従来のボスチャレンジ制度には高いハードルを感じている社員を対象にしたものです。
この制度は、社員が日常的な業務の中からマネジメントスキルを段階的に磨けるように設計されています。特に、ボスに挑戦してみたいが自信を持てない社員にとっては、最初のステップとなる非常に重要なプログラムです。ボス候補生たちは、日常業務を通じて企業の理念や文化を深く理解することが求められ、それを自身の言葉で表現できる人材育成が目指されています。
教育理念と支援体制
トラスコ中山の人材育成に対する考え方には、「自覚に勝る教育なし」という信念があり、社員が自発的に取り組む姿勢を重要視しています。「マネチャレ制度」は基本的に自発的な立候補が原則ですが、直属の上長からの推薦をアプローチすることで、社員が更にステップアップを目指す時機を提供します。これは、社員同士のコミュニケーションや上司との関係性を強化し、責任者への挑戦を後押しする意義があります。
今後の人材育成計画
この制度は、社歴5年目以上の社員を対象としており、1年目から4年目にかけて得たOJTや階層別研修の成果を最大限活かすことが意図されています。ボスへの挑戦を促進するため、マネジメントの実践に取り組む場を提供することで、社員の成長をサポートしていきます。
具体的には、社員は小規模なマネジメント業務を担当しながら、実践的なリーダーシップを磨き、次のステップとしてのボスを目指すチャンスを得ることができます。
制度導入予定日
この「マネチャレ制度」は、2025年度より開始予定であり、最長2年間の実施期間が設けられています。制度の開始にあたり、トラスコ中山は今後も社員の成長に引き続き注力していく所存です。
トラスコ中山株式会社は、経営企画部の担当者を通じて、今後の人材育成プログラムに関する情報を提供しています。興味を持たれた方は、ぜひお問合せください。