真庭市の十字屋が105周年で「おかやまSDGsアワード」を受賞
岡山県の真庭市に本社を構える十字屋が、創立105周年を迎え、「おかやまSDGsアワード」の受賞を誇っています。この受賞を受け、記念として「バイオ液肥野菜」のプレゼントキャンペーンも実施しています。
環境に配慮した地域貢献
真庭市は、岡山県の北部に位置し、自然豊かな地形とともに、少子高齢化に直面しています。2015年時点で65歳以上の高齢者人口は36%に達し、この課題解決に向けた活動が求められています。十字屋は、こうした地域課題に対応するため、一般廃棄物の資源化や再生可能エネルギーの活用を通じて、持続可能な地域社会の構築に取り組んでいます。
SDGsの取り組み
十字屋のSDGsへの取り組みは以下の通りです。
1.
ごみの再利用
家庭から出る生ごみや汚泥をメタン発酵させ、バイオ液肥を作成。その液肥を使って育てた野菜は十字屋が買取り、地域の農業を支援しています。これは循環型社会の構築に寄与しています。
2.
自然エネルギーの活用
太陽光発電や雨水処理を活用し、地域の水環境の衛生向上を図っています。住民参加型のワークショップを通じて、環境保全の重要性を広めています。
3.
コミュニティ支援
「なんでもし隊」を発足し、地域の困りごとを解決する取り組みを15年以上行っています。特に若い世代から高齢者までが協力し、地域のつながりを強化しています。おばあちゃんたちが加工した規格外野菜を「お節介野菜」として商品化し、地域に新たな価値を提供しています。
おかやまSDGsアワードの受賞
「おかやまSDGsアワード」は、岡山県内の産学官が協力して環境に配慮した取り組みを評価するもので、十字屋のバイオマスモデルや地域づくりの活動が評価されました。この受賞は、真庭市の地域貢献の象徴であり、環境への責任を果たす企業としての信頼性を高めています。
バイオ液肥野菜プレゼントキャンペーン
十字屋は、「おかやまSDGsアワード」の受賞を記念し、2021年3月24日から「バイオ液肥野菜」と「お節介野菜」の詰め合わせセットをプレゼントするキャンペーンを開始しました。
プレゼント内容
- - バイオ液肥野菜: メタン菌で分解された液肥で育った健康的な野菜。
- - お節介野菜: 販売できない野菜を加工した使いやすいカット野菜。
応募条件
- - 期間: 2021年3月24日~2021年4月23日
- - 当選者数: 20名様
- - 応募方法: キャンペーンページからの応募が必要です。詳細は公式サイトで確認できます。
この取り組みを通じて、地域への関心を高め、多くの人々がSDGsの重要性を理解するきっかけを提供します。十字屋は、これからも持続可能な社会の構築に向けて努力を続けていくでしょう。
十字屋グループのプロフィール
十字屋グループは、真庭市をベースとし、環境衛生、エネルギー、販売、飲食、建築、農業など、さまざまな事業を展開しています。「共生」の理念を基に地域課題の解決に努めており、設立から105年間、地域の発展に寄与し続けています。
- - グループ名: 十字屋グループ
- - 所在地: 岡山県真庭市西河内696-43
- - 設立: 大正5年4月
- - 資本金: 6800万円
- - 代表者: 牧一穂
- - 公式サイト: 十字屋グループ