次世代の学びを支える新たなプロジェクト
教育の現場は日々進化しています。そんな中、株式会社コードタクトが運営する授業支援クラウド「スクールタクト」は、今後の教育現場の変革を目指し、6つの実証研究プロジェクトを立ち上げました。本記事では、そのプロジェクトの内容や背景について詳しく解説します。
プロジェクトの背景
文部科学省が掲げる「主体的で対話的な深い学び」を実現するには、個別のニーズに応じた学習支援や対話を重視した授業が不可欠です。ICT(情報通信技術)の活用やデータを基にしたフィードバックが教育の質向上に寄与することも明らかです。このような背景のもと、当社は「教育総研」を設立し、これまで多くの理論的・実証的な研究を進めてきました。今回のプロジェクトは、その研究成果を生かし、さらに実践的なICTツールの開発を行っていく計画です。
実施される6つのプロジェクト
1. グループ編成プロジェクト
児童生徒の特性を活かし、協働的な学びを実現するために、最適なグループ編成を行い、その効果を検証します。
2. AIと共に学ぶプロジェクト
生成AIを活用し、授業設計を工夫することで、議論を深めたり多角的な視点を持ったりするはたらきを促します。
3. 自己調整型の学びプロジェクト
児童生徒が自分で学習を調整する力を可視化し、持続的な学びのスキルを育成することが目的です。
4. 意見類似度マップの実装
AIによる児童生徒の意見の分析で、意見の近い・遠いを視覚的に表現するマップを作成するための準備を進めます。
5. 振り返りAI分析の利用
振り返りAIというツールが学習効果に及ぼす影響を調査し、実際の学びへの貢献を測定します。
6. 学級内の人間関係可視化
行動ログを用いて、教室内の人間関係を可視化することで、いじめや不登校を早期に発見するための支援を行います。
プロジェクトの進行と成果の公開
これらのプロジェクトは、実証校の先生方と連携を取り進めていきます。また、進捗や研究成果は学会や論文、さらには上記の"スクールタクト"公式noteを通じて公開される予定です。
スクールタクトの概要
「スクールタクト」は、データやAIを駆使して、学びを深めるための授業支援クラウドです。児童生徒の才能を引き出し、また教員が生徒と向き合う時間を増やすことを目指しています。文部科学省や地方自治体のICT教育プロジェクトにも採用され、全国で2,000以上の学校に導入されています。
まとめ
教育の質を向上させるために、スクールタクトは革新的なプロジェクトを進めていきます。これらの取り組みが、今後の教育環境にポジティブな影響を与えることを期待しています。