第13回協働型災害訓練in杉戸開催レポート
2月6日と7日に埼玉県杉戸町で、第13回協働型災害訓練が行われました。この訓練は、国土交通省の「広域的地域間共助推進事業」に基づき、震災の経験を生かして次世代の防災に繋げることを目的としています。
訓練の概要
今回の訓練のテーマは「防災DX2.0〜コンセプトフリーな世界を考える〜」です。全国各地から集まった参加者たちは、看護、ペット支援、地域レジリエンス、食糧支援、市民救助など、さまざまな視点から防災のあり方について議論しました。
主なプログラム
1日目(2月6日)
- - 看護と防災DX: 日本保健医療大学の学生による地域踏査の発表が行われ、看護の視点からの災害対応が語られました。
- - ペットと防災DX: 動物支援ナースの代表が登壇し、ペット防災に関する現状を報告しました。これによって、ペットも考慮した防災が必要であることを再確認しました。
- - 地域レジリエンス: 学術機関の専門家たちがジェンダーとインクルーシブな観点からの地域防災の重要性を議論しました。これにより、多様性を受け入れた防災の必要性が明らかにされました。
- - 避難所宿泊訓練: 希望者は会場に宿泊し、実際の避難所体験を通じて、現場のリアルな課題を体感しました。
2日目(2月7日)
- - 県域支援訓練: 災害時に必要な支援体制を構築するための訓練が実施されました。
- - 防災プラットフォーム: 官民での共創事例がシェアされ、協力の重要性が強調されました。
- - フードバンクセミナー: フードバンク埼玉が現在の状況について説明し、非常時の食料支援の重要性を訴えました。
- - 市民救助の訓練: 初期対応者としての訓練が行われ、多くの市民が積極的に参加しました。
参加主体と協力組織
本訓練は、日本保健医療大学や埼玉大学、杉戸町社会福祉協議会など多くの団体と協力し、実施されました。また、地域の災害支援に関心のある市民や、ICS(インシデント・コマンド・システム)を学びたい人々も対象として含まれました。
今後の展望
この訓練を通じて得られた知見やネットワークは、杉戸町のみならず、他の地域への防災モデルとして展開される予定です。こうした取り組みが今後の大規模災害への備えにつながることが期待されています。
防災DXの具体化に向けて、多職種が連携し、各分野の知見を生かした支援体制を深めていくことが次の目標です。参加者たちが共有した経験と教訓は、将来的な災害対策において重要な資源となることでしょう。