島村楽器、能登半島地震被災地域への楽器寄贈および修繕について
2024年1月に発生した令和6年能登半島地震により多くの方が苦境に立たされ、心からお見舞い申し上げます。この災害の影響を受けた学校の一日も早い復興を願い、島村楽器株式会社は具体的な支援策として、被災した音楽室や部活動で使用される楽器の寄贈および修繕を行いました。
音楽の力を信じて
音楽は私たちの生活に欠かせない要素ではないかもしれませんが、それがもたらす喜びや笑顔には特別な力があります。島村楽器は「音楽の楽しさを提供し、音楽を楽しむ人を一人でも多く創る」という経営理念のもと、2024年4月より被災校の楽器の状態確認を行い、壊れた楽器の修繕や入れ替えを進めてきました。この取り組みは、音楽活動が早く再開できるようサポートすることを目的としています。
実施内容
寄贈した楽器は、クラシックギターやハンドベル、アップライトピアノ、コントラバス、スネアドラム、ハイハットスタンド、電子キーボードなど合計10点。また、修繕した楽器はウィンドチャイムやスネアドラム、箏、グランドピアノ、アップライトピアノ、大太鼓など7点に上ります。このような活動を通じて、全8校において音楽の楽しさを再共感してもらえるよう尽力しました。
現地訪問と楽器の状態確認
2024年4月、石川県教育委員会の協力を受け、各学校に連絡を取り楽器の状態を確認しました。訪れた学校では、地震の影響により多くの楽器が破損していることが確認されました。中には脚が折れたグランドピアノや、ネックが壊れたコントラバスも見受けられ、被害の深刻さが浮き彫りになりました。
活動の充実
6月から7月にかけては、寄贈した楽器と修繕を実施。その中には、島村楽器の店舗スタッフが直接楽器をお届けする校もあり、大変好評を得ました。音楽が持つ力を通じて、少しでも被災地域の皆様の心に明かりを灯すことができたなら、私たちの活動は成功といえるでしょう。
今後の展望
島村楽器では、今後も「音楽の楽しさを提供し、社会に貢献する」という信念のもと、支援活動を推進していく所存です。その一環として、音楽を通じて地域の復興を手助けし、音楽の力で多くの人々の笑顔を引き出すことを目指します。
これからも島村楽器のCSR活動にご注目いただき、音楽のある未来を共に育んでいきましょう。
会社概要
- - 社名: 島村楽器株式会社
- - 代表者: 代表取締役社長廣瀬 利明
- - 設立: 昭和44年3月
- - 売上高: 458億円(2024年2月)
- - 従業員数: 2,378名(2024年2月)
- - URL: 島村楽器公式サイト