岐阜県高山市にある飛騨地域地場産業振興センターでは、現在第7回飛騨ものづくり展「漆の美・輪島塗と飛騨春慶」が開催されています。このイベントは、令和6年9月14日から12月22日までの約100日間にわたり、同センターの1階にあるクラフトギャラリーで行われています。
この展覧会では、国指定の伝統的工芸品である輪島塗と飛騨春慶の両方の技術や美しさを紹介しています。特に今回の展覧会では、昨年の能登半島を襲った地震によって被害を受けた輪島塗の復興を応援するための企画が盛り込まれており、訪れる人々にその重要性を伝える機会ともなっています。
9月14日に行われたオープニングセレモニーには、輪島市の株式会社輪島屋善仁の安藤五十治氏が出席し、輪島塗の長い歴史やその販売戦略についての興味深いお話を共有しました。また、地元の作家たちとの交流を通じて、今後のパートナーシップが形成される期待も高まっています。
高山市は、国内外から多くの観光客が訪れる観光地としても知られています。この展覧会でも、外国からの訪問者が輪島塗と飛騨春慶の緻密な技術や洗練された美しさに魅了され、日本の伝統的工芸に関する理解を深める場となっています。
入場は無料で、展示は午前9時から午後5時まで開かれており、その間、訪れる人々は自由に興味のある作品を見学することができます。会場近くには有料の市営広小路駐車場も完備されていますので、アクセスも便利です。
出展者には、輪島屋善仁の他にも、地元の福寿漆器店や戸沢漆器、さらに飛騨春慶ネイルを手掛ける佐藤直子さんなど、多様な生産者が揃い、それぞれの作品を通じて自らの技や想いを伝えています。これにより、訪れるすべての人が、飛騨地域の職人技や伝統文化に触れる素晴らしい機会を提供しています。
この特別な機会を逃すことなく、ぜひ飛騨ものづくり展に足を運び、その魅力を直接体験してみてください。ここで出会った作品や craftsmen の技術への理解が、あなたにとって新たな感動の源となること間違いありません。