2025年大阪・関西万博での「とろみコーヒー」試飲会
2025年6月28日、大阪で開催される「大阪・関西万博」内の大阪ヘルスケアパビリオンにて、注目の「とろみ食」を体験できる試飲会が実施されます。主催は株式会社三和製作所によるLintos café(リントスカフェ)で、話題の「とろみコーヒー」とは一体何なのでしょうか?
とろみ食とは何か?
【とろみ食】は、飲み込みに不安がある方へ特に配慮された、食べ物や飲み物に適度な粘度を加えた食事です。嚥下機能が低下した方々が、誤って気管に飲食物を入れてしまうリスクを軽減することができます。実際、超高齢化社会を迎えつつある日本において、誤嚥性肺炎は死因の第6位に入るほど深刻な問題です。そんな中で、安全に食事を楽しむための「とろみ食」は、新たな食文化として注目されています。
医療現場におけるQOLの向上
医療や介護の現場では、QOL(Quality of Life)すなわち生活の質をいかに向上させるかが焦点とされています。健康な身体だけでなく、心の豊かさやその人らしい暮らしを支えることが求められています。食事の楽しみはその一環であり、特に嗜好品は、特に終末期においても人生の満足度を高める重要な要素です。
それに応える形で開発されたのが、「とろみ食」と「嗜好品」を融合させたLintos caféの【とろみコーヒー】なのです。
「とろみコーヒー」の魅力
一般的には「とろみ食」と聞くと、飲みにくく、味わいが薄い印象を持つ方が多いですが、「とろみコーヒー」はその概念を覆します。使用されるのは、通常流通しているコーヒーのわずか5%に過ぎない希少なスペシャルティコーヒー。そこにとろみを加えることで、風味と香りを損なうことなく飲みやすくしています。
高齢者や介護の必要な方でも、「本当に美味しいコーヒー」として安全に楽しめることが「とろみコーヒー」の醍醐味です。さらには、介護食としてだけでなく、一般的な食事にも取り入れやすい形式を提供することで、ユニバーサルデザイン食品としての位置づけも確立しています。これにより、誰もが一緒に食事を楽しむ時間を持ち、食体験がより豊かになることを目指しています。
試飲会の詳細
2025年の大阪・関西万博で開催される試飲会では、Lintos caféの「とろみコーヒー」を実際に味わい、その可能性を体験していただけます。未来の「食のカタチ」に触れる貴重な機会ですので、ぜひご参加ください。
催事概要
- - 日時:2025年6月28日(土)11:00~19:00
- - 場所:大阪・関西万博 大阪ヘルスケアパビリオン
- - 主催:有限会社J-Support
- - 共催:株式会社オール・デンタル・ジャパン、株式会社三和製作所
- - テーマ:「健康」の第一歩は「健口」から
- - 主旨:幼年者のお口を育てることと高齢者のオーラルフレイル予防。子どもも大人もおいしく食べる。
この機会にぜひ、あなたも新しい食文化「とろみコーヒー」を体験してみませんか?