A2ミルク認証制度始動
2024-01-22 10:00:02

安心安全なA2ミルク普及へ!日本初認証制度誕生、品質管理基準も発表

安心・安全なA2ミルク普及に向けた取り組み:日本初となる認証制度が誕生



近年、健康志向の高まりとともに注目を集めるA2ミルク。日本A2ミルク協会は、消費者の安心・安全を確保するため、日本初のA2ミルク認証制度を構築し、2024年3月上旬から正式運用を開始しました。

認証制度設立の背景



海外では、A2ミルクと偽装した類似商品が流通する事例が報告されており、日本のA2ミルク市場でも同様の懸念がありました。消費者に信頼できるA2ミルクを提供するため、明確な品質基準と認証制度の必要性が認識され、今回の取り組みへと繋がりました。

厳格な品質管理基準



本認証制度は、生産から加工、輸送までの全過程における厳格な品質管理を徹底。東京農業大学および重井医学研究所との共同研究開発による検査キットを用いた検査体制も整備されました。

認証基準は以下の通りです。

牧場における監査(運営管理体制、認証基準の遵守など)
乳牛の遺伝子検査(体毛、体組織など)と協会への登録
生乳(未殺菌牛乳)の検査
牛乳(殺菌後牛乳)の検査
継続的な検査体制
輸送・加工過程における混入防止システムの監査

これらの基準をクリアした商品には、日本A2ミルク協会が定める認証マークが付与されます。

監査委員会の設立



認証制度の運営には、独立性と公平性を確保した「A2ミルク認証監査委員会」が設立されました。委員会は、学術的な知見に基づいた客観的な視点から監査を行い、認証制度の信頼性向上に貢献します。

A2ミルクとは?



A2ミルクは、牛乳に含まれるタンパク質「ベータカゼイン」の種類に着目したものです。A1型とA2型の2種類が存在し、A1型は消化不良を起こす可能性が指摘されています。A2ミルクはA2型のみを含むため、消化に優しく、乳糖不耐症の症状緩和にも効果があると言われています。

日本A2ミルク協会の活動



2020年に設立された日本A2ミルク協会は、生産者、乳業メーカー、研究機関、大学など、多様な関係者が連携し、A2ミルクに関する正しい情報の普及活動に力を入れています。ウェブサイトやセミナー、メディアを通じて、A2ミルクの有用性や安全性を発信しています。

今後の展望



日本A2ミルク協会は、本認証制度を通じて、消費者の安心・安全を確保し、A2ミルク市場の健全な発展を目指します。また、継続的な研究開発と情報発信により、A2ミルクの普及促進に貢献していく方針です。

関連情報



日本A2ミルク協会ウェブサイト:https://www.japan-a2milk-association.or.jp/
日本国内のA2ミルク商品の販売先:https://www.japan-a2milk-association.or.jp/store/
* 新規会員様募集について:https://www.japan-a2milk-association.or.jp/regist/

会社情報

会社名
一般社団法人日本A2ミルク協会
住所
北海道富良野市八幡丘
電話番号
0167-29-2988

トピックス(経済)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。