横浜のチョコレート専門店が新たな取り組みを開始
横浜市のみなとみらいに位置するクラフトチョコレート専門店「バニラビーンズ みなとみらい本店」は、2025年3月20日(木)から新たにカフェメニュー「バニラビーンズ ソフトクリーム」を販売することを発表しました。このソフトクリームは、自家製のチョコレートとココアパウダーを使用したオリジナルレシピで作られています。濃厚なカカオの香りと滑らかな口溶けが魅力で、トッピングには産地別の板チョコレートが選ばれており、一口食べればその品質の高さを実感できることでしょう。
サステナブルなスプーンの導入
この販売再開に合わせて、注目すべきは新たに投入される「サステナブルスプーン」です。従来の使い捨てスプーンに代わり、食べられるスプーンを数量限定で提供することで、環境への配慮がなされています。このスプーンは、自社で製造する際に出るココアパウダーを利用し、ほんのりとカカオの風味が漂うクッキーのような食感に仕上げられています。耐水性にも優れ、ソフトクリームと共に食べても最後まで美味しさが保たれます。
このサステナブルスプーンは、株式会社勤労食との協業により開発されました。食べられることで、使用後のゴミを出さず、環境保護に実質的に寄与しています。「バニラビーンズ」では今後もフードロスや廃棄物削減に向けた取り組みを続けていく方針です。
サステナブルな取り組みの拡大
「バニラビーンズ」は、カカオ豆の外皮であるカカオハスクを有効活用するプロジェクトも進めています。これは、年間で約12トンのカカオハスクが排出されていることを背景としており、再利用の方法を模索しています。その一環として、2022年にはカカオハスクを用いたタンブラーが商品化され、さらにクラフトビールのプロジェクトにも参画。2024年にはカカオハスクを使用したお香の販売を予定しています。
みなとみらい本店の魅力
「バニラビーンズ みなとみらい本店」は、2014年にオープンした店舗で、カカオからチョコレートを作る「Bean to Bar」方式をいち早く取り入れています。店内では、焙煎されたカカオの香ばしい香りが漂い、ガラス越しには製造過程を見ることができます。お客様にはチョコレートとともにワクワクするひとときを提供することを目指しており、ここでしか味わえない体験が多く散りばめられています。
現在、営業時間は11:00から19:00まで。水曜日が定休日となっているため、訪れる際は注意が必要です。カカオ豆の焙煎から加工、販売まで一貫して行っており、フェアトレードにも積極的に取り組む「バニラビーンズ」は、今後も地球環境保護や人々の笑顔のために様々な活動を続けていく予定です。