夏の疲れに効く? 自然免疫を活性化する「ブロッコリー多糖体」
猛暑が続く夏は、冷房による体調不良や夏の疲れからくる風邪など、様々な健康上の課題に悩まされる方も多いのではないでしょうか。そんな中、注目を集めているのが「ブロッコリー多糖体」という成分です。
この成分は、東京大学とイマジン・グローバル・ケア株式会社が共同で開発した、世界初の新成分です。ブロッコリー多糖体は、体内に侵入した細菌やウイルスなどの異物を食べて死滅させる免疫細胞である「マクロファージ」を活性化させることが、同社の研究によって明らかになりました。
マクロファージ活性化による免疫力アップ
マクロファージは、自然免疫の重要な役割を担う細胞です。ブロッコリー多糖体は、マクロファージの活性化を促進することで、免疫力を高め、夏バテや冷房による体調不良、夏の疲れからくる風邪などの予防に役立つ可能性を秘めています。
ブロッコリー多糖体の研究成果
イマジン・グローバル・ケア株式会社は、ブロッコリー多糖体を含むサプリメントを使用した臨床試験を実施し、その免疫活性作用について多くの成果を得ています。
- - 樹状細胞の活性が30%以上向上
- - NK細胞の活性が15%以上向上
- - キラーT細胞の活性化が促進
- - 感冒症状の発症リスクが40%以上減少
これらの結果から、ブロッコリー多糖体は、免疫システム全体を活性化させ、健康維持に貢献する可能性が示唆されています。
今後の研究開発
イマジン・グローバル・ケア株式会社は、ブロッコリー多糖体の機能解析を深化させるため、2024年2月に湘南ヘルスイノベーションパークに研究所を移転しました。今後、以下の研究に取り組む予定です。
- - アポトーシス効果の検証
- - 免疫細胞の受容体の特定
- - 血糖値に関する作用メカニズムの解明
- - 脂肪細胞における脂肪蓄積に関する作用の解明
ブロッコリー多糖体:健康長寿社会への貢献
ブロッコリー多糖体は、自然免疫の強化を通じて、健康長寿社会の実現に貢献する可能性を秘めた画期的な成分です。今後の研究成果に期待が高まります。