飲酒量軽減の新研究
2024-08-26 15:21:55

アサヒビールと筑波大学がノンアルコール研究を開始し飲酒量軽減を目指す

アサヒビールと筑波大学の新たな挑戦



アサヒビール株式会社と筑波大学は、企業の健康経営をサポートするため、新たにノンアルコール飲料の影響を研究するプロジェクトをスタートしました。この研究は、特に飲酒量が多いとされる社員を対象に、ノンアルコール飲料を提供することで飲酒量をどのように減少させることができるかを探ります。

背景と目的



この取り組みは、両者が社会的なアルコール使用の問題を解決するための知見を得ることを目的としています。これまでの研究では、飲酒量が多い人にノンアルコール飲料を提供すると、実際に約30%も飲酒量が減少することが確認されており、今回の研究に期待が寄せられています。この調査は、厚生労働省が定める生活習慣病リスクを高める量を飲酒している人々を対象に行われ、ノンアルコール飲料の効果を測定するものです。

研究の枠組み



研究は、企業の協力のもとで実施され、140名以上の参加者を予定。参加者は、ノンアルコール飲料を無償で提供される「介入群」と、提供されない「非介入群」の2つのグループに分けられ、それぞれの飲酒量や飲酒頻度を記録していきます。この取り組みは、三井化学株式会社と株式会社資生堂の協力を得て行われます。

健康経営への取り組み



アサヒビールと筑波大学は、2022年から共同で不適切な飲酒問題に関する研究を進めており、今回のプロジェクトはその延長線上にあります。筑波大学医学医療系地域総合診療医学の吉本尚准教授を中心に、科学的根拠に基づく研究が進められています。また、健康に配慮した飲酒を促進するためのガイドラインも策定されており、国内の飲酒過多の問題にアプローチしています。

日本の飲酒状況



2021年のデータによると、日本国内で生活習慣病のリスクを高める飲酒をしている人数はおよそ1,200万人と推計されています。このため、企業や大学、医療機関が連携してアルコール問題に挑戦することは急務といえるでしょう。

アサヒビールの責任ある飲酒



アサヒビールは「責任ある飲酒」を掲げ、不適切な飲酒を撲滅するために、専用の部署を設立しました。これにより、アルコール関連の問題解決に向けた新たな機会の創出を目指しています。今後、新たな飲酒習慣の形成や健康に盛り込まれたセミナーなどを通じて、「お酒との良好な関係」を築く社会の実現を目指し続けます。

このような取り組みを通じて、私たち一人ひとりが健康的な飲酒習慣を身につけることができる社会へと進化していくことが望まれます。


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会社情報

会社名
アサヒビール株式会社
住所
東京都墨田区吾妻橋1-23-1
電話番号
0570-00-5112

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