日本酒を通じて酒蔵を支援する新プロジェクト
新型コロナウイルスの影響で多くの酒蔵が打撃を受けていますが、そんな中で革新的な支援プロジェクトが始まりました。その名も「マイナス5℃熟成日本酒」。このプロジェクトでは、日本各地の銘酒を凍り始める一歩手前の温度、すなわちマイナス5℃で熟成させ、飲み頃になった日本酒を支援者に届ける新しいサービスを提供しています。
プロジェクトが開始されたのは2020年5月1日。公開初日のわずか6時間後には目標金額を達成し、3日目には達成率が200%を超える大きな反響を呼びました。これは多くの人々が日本酒を楽しみながら、同時に酒蔵の支援にも繋がるという取り組みに魅力を感じている証拠です。
誰もが楽しめる新しい日本酒の楽しみ方
このプロジェクトの魅力は、ただの飲酒に留まらず、酒蔵への具体的な支援につながる点です。月に1本、熟成された日本酒が届けられるこのサービスは、1ヶ月から12ヶ月までのコースを選ぶことができ、毎月異なる銘柄のお酒を楽しむことができます。これは新しい日本酒の楽しみ方を示唆しています。
さらに、マイナス5℃という独自の熟成方法がもたらすフレッシュでありながらも深みのある味わいは、既存の日本酒ファンだけでなく、新たに日本酒の魅力を知るきっかけになるかもしれません。飲み手はこの「立体感」を感じながら、より一層日本酒の奥深さを体験することができます。
酒蔵の未来を支える取り組み
新型コロナウイルスの影響で、外食やイベントが自粛され、多くの酒蔵が在庫の増加や売上減少に頭を抱えています。しかし、「マイナス5℃熟成日本酒」は単に蔵元の在庫を減らすのではなく、最適な保管環境で熟成させることにより、新しい味わいを提供します。このプロセスを通じて、酒蔵に新しい付加価値を生むことに繋がります。
さくら酒店の取り組み
このプロジェクトを展開しているのは、岐阜県の「さくら酒店」です。彼らは2013年に設立され、店舗を持たない日本酒専門店としてスタートしました。大学時代の友人二人で立ち上げ、海外市場への日本酒の輸出にも力を入れています。現在では、実に13の国と地域に惜しまれながら日本酒を届けており、国内市場の縮小にも果敢に挑んでいます。
さらには「オンライン飲み会 with 蔵元」といった新たな取り組みも行い、酒蔵の魅力を広く伝えていく努力を続けています。これは地元の酒蔵だけでなく、全国の銘酒に興味を持つ人々に日本酒の楽しみを新たに提供しているのです。
このプロジェクトにより、日本酒を楽しむという行為が、酒蔵支援にも寄与できることが証明されました。是非、この新しい形の日本酒の楽しみ方を体験し、酒蔵の未来を支える一助となってほしいと思います。興味のある方は、
こちらのプロジェクトページをご覧ください。
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