JOHNANがJAXA採択
2018-10-23 15:48:31

JOHNANがJAXAに採択され新たな宇宙探査ロボット研究へ

JOHNANとJAXAのコラボレーション



JOHNAN株式会社(本社:京都府宇治市)は、国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)の「太陽系フロンティア開拓による人類の生存圏・活動領域拡大に向けたオープンイノベーションハブ」への研究提案が採択されたことを発表しました。この提案は「分散協調型ロボットによる製造工場等の物品供給システムの開発研究」をテーマとしており、計57件の応募の中から選抜された8件の中に入っています。

提案の概要



本研究開発の目的は、生産工場における部品の自動供給を通常時に行い、災害時にはレスキュー活動やローカルの災害情報提供が可能な分散協調ロボットシステムの構築です。具体的には、宇宙探査イノベーションハブでの共同研究を通して、群ロボット制御、衝突回避、走行経路の探索技術などの要素技術を開発し、フィージビリティスタディ(FS)を1年間かけて実施します。さらに、地上での事業化に向けて、性能とコストのバランスが取れる部品運搬や災害検知技術の開発に取り組み、既存の通信技術やドローン、レスキュー探知手段との融合を目指しています。

JAXAのイノベーションハブとは?



JAXAが設立した宇宙探査イノベーションハブは、さまざまな異なる分野からの知識と人材を集め、宇宙探査技術の革新を促進することを目的としています。特に、月や火星などの重力天体での探査において、地上・宇宙の技術の統合と応用に向けた革新的な開発を目指しています。

研究提案の背景



JOHNANの提案が採択された背景には、科学技術イノベーション総合戦略に基づくオープンイノベーションハブの形成があり、地域特性を活かした研究開発の推進が求められていました。JOHNANは、過去の研究を基に、より具体的かつ実用的な技術の実現を目指します。

共同研究者のプロフィール



今回の研究は、JOHNAN株式会社のイノベーションラボ(JIL)の事業推進部長である中原林人氏が提案代表者を務め、京都大学の松野文俊教授が共同研究者として参加します。中原氏は東京大学で航空学を専攻し、JAXAでの豊富な経験と大手企業での技術開発の経歴を持っています。松野教授は、ロボティクスと制御工学に関する研究を行いながら、国際的なレスキューシステムの研究機構でも活動しています。

おわりに



JOHNANのこの新たな取り組みは、宇宙探査技術の革新だけでなく、地上での災害対策にも貢献する可能性を秘めています。今後の研究開発に対する期待が高まります。JOHNANは引き続き、イノベーションを通じて人類の未来に貢献していく意向です。

会社情報

会社名
JOHNAN株式会社
住所
京都府宇治市大久保町成手1番地28
電話番号
0774-74-8003

関連リンク

サードペディア百科事典: 京都府 宇治市 JAXA 宇宙探査 JOHNAN

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