CyCraft Japanとフューチャーセキュアウェイブが提携し新たなセキュリティソリューションを提供

CyCraft Japanとフューチャーセキュアウェイブ、協業の新たな一歩

株式会社 CyCraft Japan（東京都千代田区）と、フューチャーセキュアウェイブ株式会社（東京都品川区）は、重要なパートナーシップを締結しました。両社の協力により、サイバーセキュリティの最新技術を取り入れた新たなソリューションが日本企業に提供されることになります。

この提携は、サイバー攻撃の手法が高度化している現代において企業が直面する課題に対処するためのものです。特に、Active Directory（AD）における見えにくいリスクが注目されています。これに対し、CyCraftのAI技術に基づく「XCockpit IASM」を用いて、ADのセキュリティを強化するアプローチが取られます。これにより、企業はリスクを可視化し、迅速な対応が可能となります。

新たなセキュリティアプローチ

最近の調査によれば、サイバー攻撃はシステムの脆弱性だけでなく、ADの設定不備や特権アカウントの悪用などが問題視されています。フューチャーセキュアウェイブは40年以上の実績を持つセキュリティ専門企業であり、官公庁や企業に向けて最適なセキュリティ体制を確立してきました。CyCraftはAIを駆使し、企業の防御力を高めるリーディングベンダーです。

この二社の提携により強調されるのは、「人間の経験とAI技術の融合」です。これによって、ADセキュリティにおける有効な防御策が提供されます。今後は、インシデント対応やその他のサイバーセキュリティ分野でも協業を進め、企業の運用を一層強化することを目指します。

XCockpit IASMとは？

XCockpit IASMは、企業のIT環境におけるAD管理の複雑さを解消し、リスクを軽減するための重要なツールです。このシステムはAIを活用し、AD環境を自動で診断します。潜在的な脆弱性や特権アカウントのリスクを可視化するとともに、攻撃の可能性をシミュレーションすることで、見落としがちなリスクにも対応します。

特権アカウントの異常行動を監視し、攻撃の兆候を早期に把握することができます。これによって、企業は持続的かつ迅速なADセキュリティ管理が可能となり、その結果、全体的な防御力が向上します。

今後の展望

提携が発表された背景には、両社のトップが持つ信念があります。CyCraftの姜尚郁カントリーマネージャーは「AIと専門知識を組み合わせて、日本企業が直面する脅威に立ち向かう」とコメントしています。一方、フューチャーセキュアウェイブの稲垣哲也代表取締役も、「次世代のセキュリティ戦略にはAIが欠かせない」と強調し、新たなアプローチでセキュリティ体制の強化を図っています。

フューチャーセキュアウェイブは40年以上の実績を持つセキュリティ企業で、これまで数多くのセキュリティ対応を行ってきました。彼らの経験とノウハウを活かし、持続可能なセキュリティライフサイクルを提供することを目指しています。一方、CyCraftはアジアをリードするAIサイバーセキュリティ企業として、最先端の技術を駆使し、企業のIT環境を守ることに注力しています。

これからのサイバーセキュリティの未来を見据えた両社の取り組みに、今後も目が離せません。