G7広島サミットに向けた公式ユースイベントが開催
2023年、広島におけるG7サミットの開催を前に、30歳以下の若者たちの意見を集めるディスカッションイベント「G7公式ユースイベント」が行われました。約70名のユースが全国から参加し、対面とオンラインで活発な議論を交わしました。
このイベントでは、まずG7/G20 Youth Japanからの団体紹介が行われ、G7広島サミットおよびY7サミットの概要が説明されました。今年のY7サミットに向けて扱われる5つの主要テーマについても紹介され、各議題ごとにグループディスカッションが実施されました。議題には「気候・環境」「経済の回復力」「デジタル・イノベーションとトランスフォメーション」「グローバルヘルスと幸福」「平和と安全」が含まれています。参加したユースのメンバーは、これらのトピックに対して自身の意見や提言を交わし、充実した成果を得ることができました。
応じた壮大な議論の様子
各グループのディスカッションは活発で、多くのユースが意見を述べ、アイデアを模造紙に付箋として貼り付ける様子が見られました。方針を表明した後、各グループがその内容を発表し、参加者は共通の志を持った仲間と交流できたことを大いに喜んでいました。「G7首脳に自分たちの意見が届いてほしい」との声も上がり、未来の政策づくりに貢献したいという思いが強く感じられました。
各議題の詳細なディスカッション内容
経済の回復力
今回の議論では、新型コロナウイルスがもたらした経済の影響についても触れられました。特に、労働市場のインクルーシブ性を高めることや、安全保障に留意しつつサプライチェーンを拡充する重要性についての意見が交わされました。
気候・環境
参加者からは、2050年カーボンニュートラル達成に向けた具体的な行動の重要性が訴えられ、温室効果ガス排出の削減に向けた努力が必要であるとの共通認識が生まれました。
デジタル・イノベーションとトランスフォメーション
デジタル技術がもたらす革新の可能性についても意見が集中し、どうアプローチするかを模索する重要性があげられました。ユース的視点から新たな価値を創造するための道筋についての検討が進められました。
グローバルヘルスと幸福
健康と幸せの定義についても意見が出され、特に新型コロナウイルスの影響を継続的に議論し、より良いヘルスケアの構築に向けた取り組みが求められるなど、国際的な議題として重要視されていました。
平和と安全
最後に、国際秩序の維持と平和の重要性に関する議論がなされ、開催地である広島の象徴的な意味も評価されました。国際安全保障を考慮した新しいアプローチが求められる中、参加者は未来の平和構築に向けた意見を真剣に交わしました。
ユースの声を政策提言へ
今回出された意見は、今後のY7 Summit 2023 Japanにおける政策提言に反映される予定です。参加者たちの積極的な声が、より良い未来を築く一助となることが期待されます。
また、イベントの様子はG7/G20 Youth Japanの公式YouTubeチャンネルでも公開される予定です。興味がある方はぜひチェックしてみてください!
YouTubeチャンネルリンク
今後も、ユースによる政策提言の重要性が増していく中、くたばることなく声を上げ続けることが必要です。