EY新日本がスタートアップ企業に新たな支援サービスを開始
EY新日本有限責任監査法人が、スタートアップ企業の成長を支えるために新たな人材紹介サービスを発表しました。このサービスは、決算支援や新規株式公開(IPO)に向けた専門的な支援を必要とする企業向けに特化しており、業務委託先を容易に見つける手助けをします。
スタートアップの人材不足にアプローチ
近年、IPOを目指す多くのスタートアップ企業は、CFOやその他のマネジメント人材の不足に苦しんでいます。また、IPOを進める中で、会計や法務、税務、労務など、専門家の協力を必要とする場面が多々あります。しかし、どこに相談すればよいのか分からないという声が多く聞かれました。
EY新日本の提供するこの新サービスでは、200名を超えるEY出身の専門家やスタートアップ支援に賛同する企業とのネットワークを利用し、スタートアップが必要とする業務委託の募集を行うことができます。これにより、スタートアップ企業に適切な専門家を無償で紹介することが可能となります。
特徴とサービス内容
新たに立ち上げられたこのサービスには、2つの主要なプログラムが含まれています。
- - EY IPOアルムナイ: 主に会計士やスタートアップ支援の専門家が対象です。彼らはEY新日本での経験を持ち、スタートアップ企業に業務委託を提案することが可能です。
- - EYスタートアップサポーターズ: こちらでは、弁護士、税理士、社会保険労務士といった専門家のネットワークを通じて、より広範なサポートを行います。このプログラムを利用することで、スタートアップ企業は無償で専門家にアクセスし、業務委託を行うことができます。
このサービスは、主にスタートアップ企業の資金面やリソースの制約を考慮し、無償で提供されます。EY新日本は、これまでに多くのスタートアップ企業のIPO支援を行なっており、豊富な経験とネットワークを生かして、さらなる成長を後押しする方針です。
コメント: EY新日本企業成長サポートセンター
EY新日本の企業成長サポートセンターセンター長、齊藤直人氏は次のように述べています。「私たちは、2024年までの5年間でIPO監査の最大のシェアを誇っており、これまで多くのスタートアップのIPOを支援してきました。この新しいサービスにより、全国のスタートアップ企業が抱えるリソースの問題を解決し、一社でも多くの企業がIPOを達成できることを期待しています。」
EYについて
EYは、クライアント、メンバー、そして社会に対して新たな価値を創出することを目指しています。データ分析、AI、先端技術を駆使して、クライアントが未来を自信を持って切り開く手助けを行っています。サービス領域は監査、コンサルティング、税務、戦略、トランザクションに及び、150以上の国と地域でサービスを提供しています。
このように、EY新日本はスタートアップ企業に向けた新たなサービス提供を行い、進化し続ける企業環境の中で、最前線での支援を行う姿勢を示しています。今後の活動に目が離せません。