旭化成が手がける新フィラメントの魅力を探る
旭化成株式会社が開発した新しいフィラメント「セルロースナノファイバー強化PA(PA-CNF)」が、2025年2月26日から無償サンプル配布キャンペーンを実施します。このキャンペーンは、企業や教育機関を対象にしており、先着100名にサンプルが提供されるものです。ここでは、フィラメントの特性やキャンペーンの詳細についてご紹介します。
新フィラメントの特徴とは
PA-CNFは、セルロースナノファイバーを添加して強化されたポリアミド樹脂材料です。セルロースナノファイバー(CNF)は、植物由来の繊維で、その特性には軽量でありながら高い強度と剛性を持つことが含まれます。特に旭化成のCNFは、綿実油の副産物として得られるコットンリンターを原料とし、木材由来のCNFに比べて耐熱性が優れています。
新フィラメントは、樹脂にナノ分散させる独自の技術によって、非常に高いチキソトロピー性(揺変性)を実現。この特性により、造形時の安定性や寸法精度を保ちつつ、層間の密着性を高めることが可能です。それにより、FFF方式の3Dプリンターに理想的な材料となりました。
無償サンプル配布の詳細
このキャンペーンでは、開発中のフィラメント「DX101」と「BX102」をそれぞれ30グラムずつ、合計60グラムのサンプルが先着100名に無償で配布されます。興味がある方は、特設サイトにアクセスし、記載された内容と「重要確認事項への同意について」を確認した上で、専用の申し込みフォームに必要事項を入力することで申し込むことができます。
特設サイト:
キャンペーン特設サイト
3Dプリンター業界における位置付け
旭化成の新フィラメントはその特性から、さまざまな産業において有用です。特に、強化フィラメントでありながら、ノズルの摩耗が少ないという点は、製造業者にとって大きな利点と言えるでしょう。これまでのフィラメントよりも強化ノズルを必要とせず、柔らかさを活かして3Dプリンティングの幅広い可能性を広げることでしょう。
会社概要
日本3Dプリンター株式会社は、東京都中央区に本社を構える企業で、2013年10月に設立されました。代表取締役は北川士博氏で、3Dデジタルソリューションを企業や教育機関に提供しています。
問い合わせは、以下の電話番号またはウェブサイトから行えます:
この新フィラメントは、革新的な素材として、3Dプリンティングの世界に新たな波をもたらすことでしょう。皆さんもこのチャンスを逃さず、ぜひサンプルをお試ししてみてください。