認定NPO法人ぐるーぷ藤が定期総会を開催し未来への意気込みを示す

ぐるーぷ藤、第21回通常総会開催

2025年5月31日、神奈川県藤沢市の藤沢商工会館ミナパークにて、認定NPO法人ぐるーぷ藤の第21回通常総会が行われました。この日の開催には、雨や風の強い悪天候にもかかわらず、多くの来賓が集まり、活気あふれる雰囲気の中で進行しました。

理事長からの挨拶

総会の冒頭で、理事長の藤井美和さんは今期の収入が減少したことを反省の意を込めて語りました。その中で、逆境を強みと捉え、組織の弱点を洗い出す機会となったと述べ、ぐるーぷ藤のさらなる成長に向けた決意を示しました。

「私たちはこれまでにたくさんの挑戦を乗り越えてきました。今後もこの精神を持って地域福祉の役割を全うしていきます」と力強く語る姿は、出席者からの共感を呼びました。

来賓の挨拶

続いて、藤沢市の鈴木つねお市長、衆議院議員の阿部知子氏、横浜銀行藤沢エリア統括の横山佳右氏がそれぞれ挨拶を行いました。特に阿部衆議は、悪天候の中での開催にもかかわらず、ぐるーぷ藤を「荒波でもびくともしないクイーンエリザベス号」と表現し、力強い言葉で応援しました。

また、前のセッションで行われた「心身障がい者福祉センターたいようの家」の設立50周年式典についても触れ、福祉の理解不足があった時代のエピソードを語ることで、今後の更なる支援の重要性も訴えました。

議事審議と表彰

その後の議事審議では、事業報告、決算報告、そして役員改選が行われ、全ての議案が承認されました。永年勤続表彰では、30年も長く在籍されている方々の熱い思いが共有され、出席者全体が温かい雰囲気に包まれる瞬間もありました。

終了の挨拶

総会の最後には、鷲尾公子会長からの挨拶が行われました。彼女は、15年前にぐるーぷ藤を訪れた姉妹が、ついに入居を決意されたことを伝え、何も変わらない温かさとサポートを得られる場所であることへの感謝を述べました。この話は出席者に深く響き、参加者全体がぐるーぷ藤への信頼と愛情を再確認する機会となりました。

もしかしたら、このような情熱が地域の実績を支えているのかもしれません。会の終了時には、悪天候も収まり、晴れやかな気持ちで新たな航海への希望が込められたようでした。

地域に根ざした活動

ぐるーぷ藤は、開設以来藤沢市で44万人の地域福祉を支える重要な組織となっております。収入は減少したものの、すでに回復基調にあり、その活動の底力を改めて感じさせました。横浜銀行の支店長からも「地域と共にある団体として、今後も見守っていく」との言葉があり、ぐるーぷ藤の支援が地域に愛されている現実を再認識しました。

私たち、認定NPO法人市民福祉団体全国協議会も、900団体の介護系NPOとして、今後も会員団体の活動を支えていく所存です。今回の総会を通じて、地域と共に歩むぐるーぷ藤の今後の活躍を期待したいと思います。