神奈川県ロボット実装促進センターが新たな支援体制を発表
2024年度から始まる新しい支援制度では、地域のロボット企業が実際の施設で効果検証を行う機会が提供されます。これは三菱UFJリサーチ&コンサルティングが受託した「令和6年度ロボット/ドローン開発・実装促進事業業務委託」の一環として実施されるものです。
導入実証サポートとは?
「導入実証サポート」は、神奈川県内でロボットの実装に積極的な施設を対象にした事業で、特定の課題解決のためにロボットの改良や導入実証の取り組みを行います。これにより、ロボット企業と選定された施設との連携が深まることが期待されています。
参加施設の発表
このプログラムの第1期募集においては、以下の3つの施設が選定されました:
1.
ViNA GARDENS PERCH(海老名市、運営:小田急電鉄株式会社)
2.
ミナカ小田原(小田原市、運営:万葉俱楽部株式会社)
3.
新横浜グレイスホテル(横浜市港北区、運営:グレイスホテル株式会社)
これらの施設は、ロボットによる課題解決の実証実験に参加します。
ロボット企業の募集について
ロボット企業は、2024年8月19日から9月19日までの間に応募を受け付けます。応募資格には、日本国内に法人として存在し、ロボット等の導入実証を遂行する能力と意思を持っていることが求められます。また、既に製品化されたロボットを用いて、選定施設の課題解決に貢献できることが条件です。
すでに技術を製品化していることが求められますが、製品化前の技術を使用する場合は、導入実証開始前にプロトタイプの完成や社内での技術試験を終了させなければなりません。
事業説明会の開催
参加を希望するロボット企業に向け、事業説明会が開催されます。説明会の日程は以下の通りです:
- - 2024年8月27日(火)14:00~15:00
- - 2024年9月2日(月)11:00~12:00
- - 2024年9月10日(火)11:00~12:00
この説明会は、応募を考えている企業にとって有益な情報を得るチャンスといえるでしょう。
応募のメリット
このプロジェクトに参加することで、ロボット企業は以下のようなメリットを享受できます:
- - 潜在顧客への営業機会:ロボット導入を考えている施設に自社のサービスを試験的に利用してもらうチャンスが得られます。
- - 改良にかかる経費支援:プロジェクトごとに最大500万円の経費支援が受けられ、ロボットのカスタマイズ費用などに充てられます。
- - 専門的な支援:ロボット実装促進センターのコンサルタントが、プロジェクトの運用方法やロボットの利活用を支援します。
神奈川県の地域振興とともに、ロボット産業の発展が期待されるこの取り組み。地域の企業がどのようにこの機会を利用し、進化するのか注目です。公式サイトでは、詳細な募集要項や昨年度の活動状況も確認できるので、興味のある方はぜひご覧ください。