幻想的なランプの村
2021-07-01 19:36:25

歴史ある大木地区で進化するオーガニックタウン構想と幻想的ランプの村

大木地区の幻想的な挑戦



大阪府泉佐野市の大木地区は、関西国際空港に近接しながらも、過疎化が進む村です。この地域は平成の初めに日本遺産に指定された「日根野荘」とも呼ばれ、室町時代の景観が色濃く残っています。しかし、この美しい環境もかつては絶えた日本三大ホタルの棲息地であり、村人たちはその復活を願っています。

プロジェクトの発起



昨今、「大木HOTAL」というイベントが開催され、村の軒先にステンドグラス製のランプを設置する夢のプロジェクトが展開されました。このイベントは、村人たちのホタルを再び見たいという願いから始まり、照明アートを用いた形で村の魅力を引き出すことを目指しています。特に、ステンドグラス作家の中野一夫氏の協力を得て、各家の玄関先を飾ることで幻想的な雰囲気が醸し出されています。

ホタル復活への道のり



村では無農薬での米作りや田んぼの整備も行っています。過去には病害虫に襲われ、困難な時期もありましたが、平井規央教授との出会いが村人たちに新たな希望をもたらしました。無農薬田んぼビオトープ作りが進み、ついには本物のホタルが確認されたことで、村人たちの期待はますます高まりました。

歴史的な拠点の復活



150年の歴史を持つ古民家は、2018年に大型台風によって被災しました。現在もその影響が残る中、地域の人々やボランティアの手によって地道な復興が続いています。この古民家は、今後ランプのギャラリーとして活用される予定であり、村の伝統と未来をつなぐ重要な拠点となることでしょう。

地域活性化への取り組み



大木地区では、地域の企業と連携し、いくつかのプロジェクトが進行しています。「むか新」との協力によりもち米を生産したり、パティスリー「アン・スリール」と協力して米ぬかクッキーの生産にも取り組んでいます。さらには、泉州タオルの生産に必要なオーガニックコットンの栽培にも着手し、地域の特産品をいかに持続可能なものとしていくかが模索されています。

オーガニックタウン構想



私たちの目指す「オーガニックタウン構想(OGI)」は、単に健康であることにとどまらず、地域の特性と歴史を尊重しつつ、持続可能で文化的な町の実現を目指します。健康、手づくり、文化・芸術、サステイナブル、体験。この5つのキーワードをもとに、より良い未来を築くための活動を続けています。

まとめ



大木地区の挑戦は、村人たちの強い意志と地域の連携に支えられています。オーガニックタウンの実現に向けた取り組みと、ランプの村としての装飾の調和は、地域の新たな希望を象徴しています。この美しい村で、新たな物語が刻まれ続けることを期待します。

会社情報

会社名
みんなのまちづくり隊
住所
大阪府泉佐野市大宮町12-6-103SEIKOEN
電話番号
090-8982-5569

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