伊勢・能因と歌枕の地
2024-07-12 18:17:26

平安歌人「伊勢」「能因」に迫る!高槻ゆかりの文化に触れる企画展

高槻ゆかりの平安歌人「伊勢」「能因」の足跡をたどる



高槻市立しろあと歴史館では、令和6年7月13日(土曜日)から9月8日(日曜日)まで、企画展「平安歌人のおもかげ-伊勢・能因と歌枕の地-」を開催します。

この企画展は、高槻市ゆかりの平安時代の歌人である「伊勢」と「能因」に焦点を当て、彼らの生涯や作品、そして歌枕と呼ばれる和歌に詠まれた名所を紹介するものです。

「伊勢」は、平安中期の歌人で、優美な歌風で知られています。代表作である「古今和歌集」には22首が選ばれ、三十六歌仙の一人にも選ばれるなど、当時の歌壇を代表する存在でした。

「能因」は、平安末期の歌人で、幼い頃から和歌を学び、26歳で出家しました。その後、諸国を旅しながら歌を詠み、朝廷の歌合にも参加しました。

伊勢は晩年、高槻市の古曽部に隠棲したと伝えられており、能因も古曽部に居を構えて歌道に専念したとされています。二人の歌人は、江戸時代以降、高槻ゆかりの歌人として顕彰されるようになりました。

今回の企画展では、伊勢と能因にまつわる品々を展示するだけでなく、平安時代の文化を伝える資料も展示されます。企画展は、以下の3つの章で構成されています。

第1章「歌人 伊勢・能因の伝承」では、伊勢の旧居跡とされる伊勢寺に伝わる伊勢・能因ゆかりの品々、彼らの顕彰に関する資料、伝承地にちなむ作品などを紹介します。

第2章「王朝文化への憧れ」では、平安時代に花開いた王朝文化が、後世の文化・芸術に与えた影響を紹介します。江戸時代末に奉納された三十六歌仙額の一部や、平安時代の文学・人物を題材にした出版物、絵画、工芸品などが展示されます。

第3章「語り継がれる歌枕の地」では、和歌に詠まれた地名である歌枕のうち、高槻市域とされるものを取り上げ、江戸時代の名所を案内する刊行物などを紹介します。

企画展と合わせて、平安時代の高槻の暮らしを伝える出土品などを紹介するトピック展「発掘された平安時代の高槻」も開催されます。さらに、講演会や体験教室なども予定されており、企画展の内容をさらに深く理解することができます。

しろあと歴史館は、高槻の歴史と文化を伝える貴重な施設です。この機会に、平安時代の歌人「伊勢」「能因」の世界に触れてみませんか。

【企画展「平安歌人のおもかげ-伊勢・能因と歌枕の地-」概要】

開催期間:令和6年7月13日(土曜日)から9月8日(日曜日)まで
場所:しろあと歴史館 企画展示室
内容:高槻ゆかりの平安歌人にまつわる品の展示、和歌に詠まれた名所(歌枕)の紹介、王朝文化をモチーフにした絵画や工芸品の展示など

【関連ホームページ】

しろあと歴史館 第51回企画展「平安歌人のおもかげー伊勢・能因と歌枕の地ー」高槻市ホームページ(https://www.city.takatsuki.osaka.jp/site/history/124768.html)

【トピック展示「発掘された平安時代の高槻」】

開催期間:令和6年7月13日(土曜日)から9月8日(日曜日)
場所:しろあと歴史館1階 展示室
内容:平安時代の高槻のくらしを伝える出土品や遺構の写真などを展示します。
観覧料:無料

【しろあと歴史館概要】

住所:高槻市城内町1-7
開館時間:午前10時から午後5時まで(入館は午後4時30分まで)
* 休館日:月曜日(祝日は開館)、祝日の翌平日、年末年始(12月28日から1月3日まで)


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会社情報

会社名
高槻市
住所
大阪府高槻市桃園町2番1号
電話番号
072-674-7111

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