灯台と郷土の偉人を結ぶ新たなプロジェクト
2025年の11月に予定されている「親子向け教育プログラム体験ツアー」に向けたワークショップが、10月3日に碁石埼灯台で開催されました。このイベントは、碁石埼灯台利活用コンソーシアムによって主催され、地域の観光資源の発掘と周辺地域の活性化を目的としています。
活動概要
ワークショップでは、8月に実施した有識者検討会の内容をもとに、参加者は実際に碁石海岸から船に乗り、海上から碁石埼灯台を観察しました。普段とは異なる視点から灯台を見ることで、参加者はその特徴や重要性を再認識しました。この活動は、日本財団の「海と日本プロジェクト」としての支援を受け新たな海洋体験を生み出すことを目指しています。
プログラム内容
今回のワークショップでは、次のようなプログラムが組まれました。
- - 碁石海岸穴通船に乗船し、船頭による碁石浜の成り立ちや景観についての説明
- - わかめ養殖に関する講義や具体的な体験メニューの検討
- - 碁石海岸インフォメーションセンターでの自然や植物についての理解を深める講義
さらに、参加者は大船渡市立博物館を訪れ、灯台見学にかわる代替プログラムの可能性について協議しました。ワークショップを通じて、新しい教育プログラムが次第に具体化してきています。
碁石埼灯台の魅力
碁石埼灯台は、岩手県大船渡市に位置し、美しいリアス式海岸の代表的な景勝地として知られています。断崖に設置されており、海の安全を守る重要な航路標識となっています。その周囲は公園として整備されており、訪れる人々は遊歩道から灯台を間近に見ることができます。また、碁石海岸のなだらかに広がる海の景観は、訪れる者に安らぎを与えています。
地域の未来に向けて
今回の教育プログラムは、地域の歴史や漁業に関する知識を親子で学ぶ貴重な機会となるでしょう。子供たちが地域の偉人たちの業績を学ぶことで、未来に対する関心や地域への愛着が生まれ、地域振興に繋がることが期待されます。さらに、2025年にはこのプログラムに多くの親子が参加することが予想されており、その促進が地域への新たな来訪者を生む契機となるかもしれません。
まとめ
碁石埼灯台利活用コンソーシアムは、今後も地域に根ざしたさまざまな取り組みを続けながら、碁石埼灯台を中心とした新たな観光資源の開発と活性化を目指します。灯台と郷土の偉人を繋ぐこのプロジェクトは、地域を豊かにするだけでなく、訪れる人々にとっても忘れられない体験を提供するでしょう。