下関春帆楼本店が贈る天然とらふぐフルコース
山口県下関市、春帆楼本店が天然とらふぐをふんだんに使ったフルコースを提供開始しました。このフルコースは、下関南風泊市場で厳選された天然のとらふぐを素材として採用しており、これまでのふぐ料理とは一線を画す贅沢な内容となっています。
天然とらふぐフルコースの魅力
天然とらふぐフルコースは、細部にわたる職人のこだわりが際立ちます。コースの内容は、以下の通りです。
- - 先付:小鉢で提供される、季節感あふれる一品
- - 前菜:厳選した七種の盛り合わせによる美しい盛り付け
- - 御椀:清まし仕立てにした天然とらふぐの出汁の深い味わい
- - 向付:薄造りの嫋やかな食感を楽しむ桂盛り
- - 揚物:サクサクの唐揚げ、食欲をそそる一品
- - 蒸物:白子を酒蒸しにして味わう豊かさ
- - 鍋物:あつあつのちり鍋で心も体も温まる
- - 御飯:雑炊で締めくくる、香の物も添えて
- - 水物:季節を感じる盛り合わせでデザート
このフルコースは、一人あたり60,500円(税込)で、あらかじめの予約が必要です。提供期間は4月末までとなっています。
南風泊市場とは
下関南風泊市場は、国内で唯一のふぐ専門卸売市場として知られ、特に天然トラフグの取り扱い量が日本一を誇ります。毎年ふぐのシーズンが到来すると、初競りが行われ、競り人の掛け声が市場に響き渡ります。特有の「袋競り」スタイルもこの市場ならではの特徴です。
老舗の歴史と魅力
春帆楼本店は、初代内閣総理大臣・伊藤博文公の命名によって誕生した老舗旅館です。1888年にはふぐ料理公許の第一号として認定され、その歴史は深いものがあります。1895年には日清戦争の講和条約が結ばれた場所としても知られています。また、1958年と1963年には昭和天皇皇后も宿泊されたことがあり、現在でも下関を代表する迎賓館として、多くのお客様に愛され続けています。
春帆楼本店は、源平合戦や明治維新の舞台となった関門海峡を見下ろす高台に位置し、その絶景とともに関門名物のふぐ料理を楽しむことができます。また、大阪や東京にも出店を拡大しており、より多くの人々がこの本場の味を楽しめるようにしています。
予約とアクセス
春帆楼本店に訪れるには、電話での予約が必要です。予約は4日前まで受け付けており、2名様以上から承ります。ただし、年末年始のご提供はありませんので、利用を検討している方はあらかじめ確認しておくことが大切です。
住所は「下関市阿弥陀寺町4-2」で、詳しい情報は公式サイトでも確認できます。春帆楼本店で、ぜひとも職人が作る天然とらふぐのフルコースを体験してみてください。