京都の老舗・香十が新たなお線香「香宮」を全国展開
1575年に創業した香の老舗、香十(こうじゅう)は、2023年9月2日より新たなお線香「香宮(こうぐう)」を全国で販売開始すると発表しました。これは、京都・二寧坂店でこれまで限定販売されていた人気商品をより多くの方に届けるための取り組みです。
「香宮」は、香十が京の御香所として宮中に香を献上していた歴史を反映した商品です。古の京の香りを感じさせる名付けとなっております。このお線香は、伝統を大切にしつつも現代の感性を反映した設計になっています。
香りの基調には、古くから漢方で用いられる桂皮(けいひ)を使用しています。桂皮はシナモンのことでも知られ、爽やかな香りが特徴です。この香りに加えて、安息香(あんそくこう)が重なり、優雅で落ち着いた香りに仕上げられています。
この「香宮」は、日常の祈りや静かな時間を楽しむために最適です。焚くことで、周囲の空間が優しい香りで包まれ、心地よいひとときを演出します。特に秋のお彼岸の時期にはふさわしいアイテムとして、多くの人々に愛されることでしょう。
香十の伝統と技術
香十は、清和源氏の末裔である安田又右衛門源光弘によって1575年に創業されました。創業以来、香十は宮中への献香を行っており、その名声は徳川家康や豊臣秀吉にも及びました。江戸時代には、香十の職人が数多くの銘香を創出し、代々名物としてその名を受け継いでいきました。
このように、香十は長い歴史の中で多くの技術や理念を培ってきました。また、現代においては、日本香堂グループがこの伝統を受け継ぎ、現在のライフスタイルに合った商品を展開しています。お線香のほかにも、お香やオードトワレ、塗香や練香など、様々な香りに関するアイテムを提供することで、多様な香りの文化を楽しむことができるようになっています。
現在の香十の展開
現在、香十は京都や銀座に店舗を展開し、多くの人に香文化を提供しています。銀座本店では、香文化を体験するワークサロン「座 香十」も開催されており、訪れる人々にとって新しい香りとの出会いの場となっています。
「香宮」は、1,430円(税込)で販売され、香十の直営店およびオンラインストアから購入することができます。この機会に、ぜひこの特別な香りを楽しんでみてはいかがでしょうか。詳しい商品情報は
こちらからご覧いただけます。