九谷焼ロディフェア
2023-01-10 09:00:01
九谷焼ロディフェア:39周年を祝う伝統の祭典が金沢で開催
九州の伝統工芸とキャラクターのコラボレーション
2023年1月24日から29日まで、金沢21世紀美術館において『九谷焼ロディフェア』が開催されます。この展示会は、イタリアのバランスボール「ロディ」が39周年を迎えるにあたり、九谷焼とのコラボレーションを祝う特別なイベントです。
九谷焼ロディの誕生
九谷焼ロディは、株式会社九谷陶泉が、イタリアの「ロディ」のライセンス元である株式会社JAMMYの協力を得て、2015年にスタートしました。このプロジェクトには、約1年をかけて27名の九谷焼作家が参加し、伝統的な製法を駆使してロディを作り上げました。以降、これまでに約2,500体以上が販売され、大ヒット商品となりました。
39周年の特別な意味
ロディは、1984年に誕生し、2024年には40周年を迎えます。その前の年である2023年、39周年を迎えるにあたり、感謝の気持ちを伝えるべく、伝統工芸とのコラボレーションや特別企画品の制作を行っています。特に、九谷焼の「青粒(あおちぶ)」技法を駆使した特別企画品は、九谷焼ロディフェアの目玉です。
特別企画品の紹介
今回制作された特別企画品は、仲田錦玉氏が手掛けた『九谷焼ロディ青粒盛金桜花唐草文』『九谷焼ロディ白粒盛金桜花唐草文(ピンク)』『九谷焼ロディ白粒盛金桜花唐草文(ブルー)』の3種類です。ただし、価格はいずれも390,000円(税込)と高額なため、受注生産方式で購入希望者には約2ヶ月の待機が必要となります。
イベントの見どころ
展示会は、金沢21世紀美術館の地下1階で行われ、入場は無料です。通常の観覧時間は11:00から17:00、最終日は15:00までです。九谷焼ロディの特別な展示物は、伝統工芸の技術と現代文化の融合を体感できる貴重な機会です。また、ロディが持つ「可愛さ」は、インテリアとしても広く知られており、子供から大人までの幅広いファン層に支持されています。
作家プロフィール
仲田錦玉氏は、九谷焼の伝統を受け継ぎ、特に青粒技法において第一人者として認知されています。彼は、石川県小松市で生まれ、平成15年に二代目から学び始めました。その後、数々の公募展で入選を果たし、伝統工芸士としての認定を受けており、全国的にその名を知られる存在となりました。
九谷陶泉の取り組み
株式会社九谷陶泉は1863年に創業し、主に九谷焼の卸売製造を行っています。伝統的な陶磁器の製造だけでなく、近年は九谷焼を身近に楽しむための新製品を展開し、カプセルトイの「九谷焼ガチャ」など新しい試みも行っています。
他にも多くの魅力が詰まった『九谷焼ロディフェア』。金沢を訪れる際は、ぜひ立ち寄ってみてください。
会社情報
- 会社名
-
株式会社九谷陶泉
- 住所
- 石川県小松市河田町オ18
- 電話番号
-
0761-47-5399