銘建工業が支える万博大屋根リングの背後にある木材の未来
岡山県真庭市に本社を置く銘建工業株式会社は、2025年に開催予定の日本国際博覧会、通称関西万博の象徴とも言える“大屋根リング”の木質部材約27,000立方メートルの供給を行い、その約60%を担っています。この壮大なプロジェクトにおいて、同社は重要な役割を果たし、現場の工程をおおよそ2カ月も前倒しする成果を上げています。
同社の代表取締役社長、中島浩一郎氏は、2026年2月12日に高知県の高知城ホールにて開催される「第13回 CLT建築推進フォーラム」に登壇します。このフォーラムでは、「大屋根リングから考えるこれからの木材利用」というテーマで、木材の可能性とその社会的な価値について議論を深める予定です。参加は無料で、定員は100名ということもあり、興味のある方は早めの申し込みをお勧めします。
CLTとは?
CLT(Cross Laminated Timber)は、木材を繊維の方向が交互になるように重ねて接着した新しいタイプの木質建材です。従来の木造建築では実現が難しかった大規模建築や中高層建築への利用が可能となっており、最近では再利用や移設を前提としたケースも増加しています。これにより、建物が廃棄されることなく、長く活用される社会の実現が見えてきました。
また、CLTは森林資源を循環させ、再生可能な資源としての木材を最大限に活かす「次世代の木造建築材料」として国内外で注目を浴びています。特に関西万博では、リングのスロープ部分だけでなく、日本政府館や海外パビリオンにもその活用が広がっています。
銘建工業の取り組み
銘建工業は、構造用木質建材の製造から構造設計、施工までを一貫して手がける、「木造新時代のソリューション企業」としての姿勢を貫いています。万博での木材利用の実績は、同社の提供できる価値の一端に過ぎません。同社は以下のような目標を掲げています。
- - 持続可能な社会の実現に向けた木造建築の普及
- - 市場における構造用集成材とCLTの展開
- - 地域と連携し、バイオマス利用を促進して持続可能な社会を実現
このように、銘建工業は木材の新しい価値を提案し、木の価値を最大化する企業として挑戦し続けています。
イベント情報
「第13回 CLT建築推進フォーラム」は以下の日時で開催されます。
- - 日時: 2026年2月12日(木)13:30〜16:00(開会13:30)
- - 会場: 高知城ホール 4F 多目的ホール(高知市丸ノ内2丁目1-10)
プログラムは以下の通りです。
- - 13:40–14:40 講演「大屋根リングの設計について」(東畑建築事務所)
- - 14:50–15:50 パネルディスカッション「大屋根リングから考えるこれからの木材利用」〔東畑建築事務所/銘建工業 中島浩一郎/東大・腰原幹雄/ファシリテーター:原田浩司〕
参加は無料で、建築CPD認定も受けられます。定員は先着順で100名ですので、申込締切は2月6日となります。申し込み方法については、CLT建築推進協議会の公式ウェブサイトをご覧ください。
会社情報
銘建工業は1923年に設立され、岡山県真庭市に本社を置く企業です。主な事業内容は以下の通りです。
- - 構造用木質建材の製造(集成材・CLT)
- - 木質構造事業(木質構造の設計・施工)
- - バイオマス事業(発電・木質ペレット)
さらに、銘建工業は2026年からInstagramを通じて、関連イベントやプロジェクトの情報を発信していく予定です。興味のある方はぜひフォローしてください。
また、真庭観光局のウェブサイトでは、スタディーツアーを通して同社の工場やCLTを使った事務所の見学が可能です。
お問い合わせ窓口
銘建工業へのお問い合わせは、公式ウェブサイトのお問い合わせフォームから行うことができます。お問い合わせの際は、「その他」を選んでご連絡ください。