「うんち」で大腸がん予防!新プロジェクト始動
一般社団法人予防医療普及協会が、新たな大腸がん検査普及・啓発プロジェクトを発表しました。このプロジェクトは、クラウドファンディング・プラットフォーム「CAMPFIRE」にて、全国規模での取り組みとして準備が整っています。特に、今後の方法として注目されているのが、自宅で行える便潜血検査です。この検査は手軽かつ安価に、そして定期的に行うことができます。
大腸がんは、日本国内でがん患者数が最も多いことが知られています。2015年にはなんと男女総合での発症率が第1位、女性に限ると乳がんに次いで2位でした。食環境や日常のライフスタイルが要因となり、特に40歳を超えると発症率が急激に上昇します。そのため、早期発見が重要であり、便潜血検査を毎年受けることでこの病気のリスクを減らすことができます。
このプロジェクトの資金は、便潜血検査やピロリ菌検査を定期的に行うサービス「YOBO」を構築するために利用されます。支援者には特別に大腸がん検査キットがプレゼントされるほか、早期割引価格が用意されています。これは、癌の早期発見の促進とともに、日頃からの健康管理の意識を高めることが狙いです。
一般社団法人予防医療普及協会は「治療から予防へ」という理念のもと、医療専門家が参画しており、2016年にはピロリ菌検査を普及するプロジェクトでも多数の支援を受け成功を収めました。この新たな取り組みでも、医師団と各分野のスペシャリストが力を合わせて、国民に便利で信頼できる健康管理法を提供します。
専門医によると、大腸がんは初期段階では自覚症状が現れづらく、そのため便潜血検査が非常に重要な役割を果たすことになります。特に、予防医療普及協会が採用した「免疫学的方法」は、精度の高い検査方法として期待されています。
「日本での大腸がん検診の受診率はわずか4割程度で、大多数の人にとって簡単に受けられる検査方法が必要です。」と専門家は語ります。このプロジェクトによって、大腸がんで命を落とす方が一人でも減ることを願っています。現代社会では健康への意識が高まる中、便利で迅速な検査手段の普及が求められています。プロジェクトによる大腸がん予防活動は、その一端を担うことが期待されています。
プロジェクト情報
- - プロジェクト名: 「毎年うんち」で大腸がん予防
- - URL: CAMPFIREプロジェクトページ
- - 目標金額: 10,000,000円
- - 期間: 2017年2月4日(土)〜3月5日(日) 23:59まで
- - リターン例:
- 検査キット1個(早期割引あり) 2,400円
- 検査キット30個セット 100,000円
一般社団法人予防医療普及協会が進めるこの新しいプロジェクトが、どれだけ多くの方に影響を与え、『予防医療』という考え方を広めていくのか、今後の展開に期待が高まります。受診のハードルを下げるこの取り組みが、健康づくりの第一歩となることを願います。