鳥取県出身者が集う「とっとりオンラインカフェ」
2023年、まだまだコロナ禍の影響が広がる中、首都圏在住の鳥取県出身学生を対象にした「とっとりオンラインカフェ」が企画されています。このオンライン交流会は、学生が抱える孤独感や不安を少しでも和らげるために、若手の鳥取県出身者による支援を目的として実施されます。
コロナ禍での学生生活の実情
新型コロナウイルスの影響により、多くの大学での授業がオンライン化され、サークル活動やバイトも思うようにできない事態となりました。特に首都圏に住む学生たちは、緊急事態宣言の影響で活動が制約され、孤独感を抱える環境に置かれています。昨年の九州大学の調査では、学生の約40%が孤独感を感じていると回答しており、この問題は深刻です。
「若い鳥取県応援団」の取り組み
そこで立ち上がったのが「若い鳥取県応援団」です。主に20代から30代の鳥取県出身社会人が中心となり、オンラインでの交流を通じて、同郷の学生たちに寄り添う場を用意しています。この団体は、首都圏に在住する鳥取出身者や、鳥取に興味を持つ他県の人々が集うコミュニティで、約120名の会員が所属しています。
このオンラインカフェは、参加者が気軽に話し合い、互いの経験を共有することで、孤立した学生たちに居場所を提供し、生活や就職に関する悩みにも同郷の先輩たちが寄り添うというものです。
「とっとりオンラインカフェ」の詳細
「とっとりオンラインカフェ」は、全3回にわたって実施されます。第1回は8月29日(日)15時から、鳥取県出身の起業家や飲食店経営者からの話を聞くことができます。参加者は食事やドリンクを用意して、自宅からリラックスした状態で参加できます。
続いて、第2回は9月26日(日)に開催され、首都圏で働く鳥取出身の社会人との交流を通じて、さまざまな生活や仕事についての気軽な相談の場が設けられます。さらに、第3回は10月17日に行われ、鳥取県との関わり方について考えるワークショップとなります。
参加方法や注意事項
参加対象は、鳥取県出身で首都圏の大学に通う学生です。各回15名までの定員が設けられ、参加希望者は事前に申し込みが必要です。参加費は無料ですが、通信費用は自己負担となります。申込は担当メールアドレス(
[email protected])への問い合わせになります。
この取り組みは、孤独感に悩む学生たちが新しいつながりを持ち、心強いサポートを受けるための一歩となるでしょう。ぜひ、多くの学生たちがこの温かな交流に参加し、意義ある時間を得ることを期待しています。