高性能化が求められるコンデンサの世界
近年、電子機器の急速な普及と、電動車(EV)、再生可能エネルギーといった成長分野の拡大により、高性能なコンデンサに対する需要が高まっています。特に、自動車、スマート家電、そして産業用機器では、さらなる小型化や大容量化が求められる状況です。
製造プロセスの複雑化
こうした製品の進化に伴い、検査工程はますます複雑化してきました。コンデンサの検査において重要な役割を果たすCメータは、このような市場ニーズに対応するために、より高い精度とスピードが求められるのです。高性能なコンデンサを多数検査するためには、キャパシタンス測定の能力向上が必要ですが、現行のCメータは1台あたりの測定可能な件数に限界があります。
検査ラインにおける課題
高密度生産ラインでのリール検査では、大量のコンデンサが必要とされるため、検査要件に応じてCメータの増設が避けられません。しかし、高性能なCメータは一般的に大型化し、製造ラインや検査エリアのスペース確保が難しい状況です。さらに、台数が増えるとデータ計測用PCへの接続も増加し、システム管理の複雑化を招くため、運用コストの増大が懸念されます。
『PCI Express対応Cメータボード』の紹介
このような状況を改善するため、コンテックが新たに発表した『PCI Express対応Cメータボード』が注目されています。本ウェビナーでは、この革新的なデバイスに焦点を当て、その特長や利点について詳しく解説します。従来の固定型Cメータと異なり、PCI Expressに対応した拡張カードとして実装されることで、高い拡張性を持つことが特徴です。
特に、中容量以上の積層セラミックコンデンサ(1nF以上)を主な測定対象とし、静電容量(C)と損失係数(tanδ)を測定できます。これにより、複数台の据え置き型Cメータを集約することで、運用スペースの最適化とコスト削減を図ることができます。また、コンデンサの検査ラインで台数増加が課題となっている方や、システムの複雑化を解消したい方にも最適なソリューションとなります。
参加方法と今後のセミナー
本セミナーは、株式会社コンテックが主催し、株式会社オープンソース活用研究所とマジセミが協力して行います。詳細や参加申込は公式サイトで確認できます。マジセミは、今後も「参加者の役に立つ」ウェビナーを続けていきますので、過去のセミナー資料や他の募集中のセミナーもぜひご覧ください。
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