乳がん治療の未来
2026-02-18 22:20:34

乳がん治療の未来を切り開く、ケアネットとイシュランの共同研究

乳がん治療の未来を切り開く、ケアネットとイシュランの共同研究



概要


株式会社ケアネットと株式会社イシュランが共同で実施した「治験に関する意識調査」を基にした研究論文が、医学学術雑誌『THERAPEUTIC RESEARCH』に掲載されました。この研究は、日本国内における「ドラッグロス」の解消に向けた重要な一歩となることが期待されています。

研究の背景


日本では、多くの医療現場で「ドラッグロス」が問題とされています。これは、患者が新しい治療法を十分に受けられない状況を指し、治験の遅延が一因とされています。ケアネットとイシュランは、これに特化した調査を実施し、乳がん患者さんと乳腺外科医の治験に対する認識の違いに焦点を当てました。

調査の詳細


本研究は、134名の乳がん患者と50名の乳腺外科医を対象に、治験に関する認識のギャップを検討しました。具体的には、治験の認知度と提案意欲についてのデータを収集しました。

治験認知度の乖離


調査の結果、乳がん患者の88.8%が「主治医は治験を認知している」と考えていたのに対し、実際に治験を認知していると答えた医師は57.6%に過ぎませんでした。この結果は、医師の治験に関する認知度が患者の期待よりも明らかに低いことを示しています。

治験提案意欲の乖離


一方で、患者の42.5%は「主治医が治験を提案してくれる」と予想していたのに対し、実際には86.4%の医師が「(情報を得られれば)提案する」と回答しました。このことから、医師は治験に対する提案意欲が高いにもかかわらず、情報が十分に伝達されていない現実が浮き彫りになったのです。

研究の結論と今後の展望


この研究を通じて、乳腺外科医は患者に治験を提案したいという意欲を強く持っていますが、治験に関する情報の伝達が不足していることが明らかになりました。この情報伝達の改善は治験への参加機会を最大化するための鍵となります。

新たな取り組み


ケアネットは、2025年10月から医師向けポータルサイト内に「治験・臨床研究コーナー」を新設し、医師が臨床現場で迅速に治験情報を把握できるインフラを整備する予定です。これにより、情報不足による機会損失を防止し、新しい治療法の開発に貢献することを目指しています。

掲載論文の概要


  • - タイトル: 日本におけるドラッグロス解消への課題 ―治験における医師と患者の情報・意識ギャップ―
  • - 掲載誌: 『THERAPEUTIC RESEARCH』Vol.46 No.12(2025年)
  • - 著者: 鈴木 渉、鈴木英介、野本 司、志賀 保夫、川添 茂樹

イシュランの概要


株式会社イシュランは、東京都渋谷区に本社を置く企業で、ウェブコンテンツの企画・提供やマーケティングコンサルティングに関わるサービスを展開しています。詳細は こちら をご覧ください。

ケアネットの概要


ケアネットグループは、医療人を支え、医療の未来を動かすことを目的に、国内で24万人を超える医師が利用する「CareNet.com」を展開しています。医療に関するさまざまな専門サービスを提供し、治療機会の拡大を目指しています。詳細は こちら を参照ください。


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会社情報

会社名
株式会社ケアネット
住所
千代田区富士見1-8-19住友不動産千代田富士見ビル
電話番号

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