ギグワークス株式会社は、注目の新サービスを導入しました。株式会社デジタルプラスが提供する「デジタルギフト®」が、同社の株主優待として活用されることになり、企業と株主との距離を縮める新しい試みが始まります。
株主優待の重要性の高まり
近年、上場企業の環境は劇的に変化しています。新しい上場維持基準や資本コストへの意識の高まり、また少額投資非課税制度(NISA)の導入により、個人投資家の影響力が増しています。このため、株主優待の重要性が一層強調されるようになりました。特に株主の企業への関心を深め、ファン化を促進するための施策が求められています。
ギグワークスは、株主優待を「支払いのDX(デジタルトランスフォーメーション)領域」と位置づけ、株主の利便性向上を目指して取り組んでいます。デジタルギフトはその一環で、すでに約60社からの導入意向を得ており、2025年内には100社への拡大を見込んでいます。
デジタルギフトの特徴
デジタルギフト®は、非常に自由度の高いサービスです。以下のような特徴があります。
1.
会員登録不要: 誰でも容易に自分が欲しいギフトを選べることができ、QRコードを読み込むだけで簡単に受取・利用が可能です。
2.
全額返金制度: 未使用のギフト代金は全額返金されるため、不測の事態に対する安心感があります。プランに応じて、残った資金を次回以降の還元へと回すことも可能です。
3.
低コスト・低手数の集計と配送: 株主優待の集計からギフトの配送まで、一貫して低コストで実施できる点が大きな魅力です。
4.
自社商品との併用: 自社の製品や優待券とも交換可能。これにより、企業へのファン化が促進されます。
5.
コミュニケーション機能: 投資家と企業の双方向のコミュニケーションを強化するために、メッセージ動画やアンケート機能も用意されています。
デジタルギフトのUIは以下のリンクからも確認できます。
デジタルギフトUI
目指す未来
ギグワークスは、2027年9月期に1,000億円の流通総額達成を目指しています。そのために、株主優待領域の拡大に加え、資金移動サービスの展開など、様々な施策を進めています。具体的には、月間流通総額を約35億円に引き上げ、それを基にさらなる成長を図るとしています。
このような取り組みを通じて、より多くの企業にとって利便性が高く、かつ魅力的な株主優待を提供し続けることを目指しています。今後のギグワークスの活躍に、ますます期待が高まります。