長距離自然歩道「みちのく潮風トレイル」5周年・「東海自然歩道」50周年:地域活性化と復興への貢献

長距離自然歩道「みちのく潮風トレイル」5周年・「東海自然歩道」50周年:地域活性化と復興への貢献



2024年は、日本の美しい自然を満喫できる長距離自然歩道にとって特別な年です。東北地方を縦断する「みちのく潮風トレイル」は全線開通5周年を迎え、わが国最初の長距離自然歩道である「東海自然歩道」は完成50周年を迎えました。

長距離自然歩道とは、国土を縦断・横断・循環する歩道のことで、四季を通じて誰でも気軽に楽しめるよう整備されています。豊かな自然、歴史、文化に触れながら、心身ともにリフレッシュできることから、近年注目を集めています。

「みちのく潮風トレイル」:東北の太平洋沿岸を歩く



全長1,000キロメートルを超える「みちのく潮風トレイル」は、青森県八戸市から宮城県石巻市、福島県相馬市まで、東北地方の太平洋沿岸を縫うように続いています。リアス式海岸の雄大な景色や、東日本大震災の記憶を語り継ぐ史跡など、変化に富んだ景観を楽しむことができます。

「東海自然歩道」:50年の歴史を誇るロングトレイル



「東海自然歩道」は、静岡県から愛知県、岐阜県、三重県、滋賀県、富山県、石川県、福井県と、東海地方を横断する全長約400キロメートルの歩道です。山岳地帯から海岸線まで、多様な自然環境を体感できます。

地域活性化と復興への貢献



環境省は、長距離自然歩道を「アドベンチャートラベルの優良事例」として位置付け、地域活性化や健康増進、人間性の回復に繋がるとしています。

伊藤信太郎環境大臣は、「みちのく潮風トレイル」について、東日本大震災からの復興にも貢献すると述べています。実際に、被災地である宮城県石巻市や女川町では、トレイルの整備が進められ、観光客の増加や地域経済の活性化に貢献しています。

今後の展望



環境省は、自治体や民間企業との連携を強化し、長距離自然歩道の利用促進と、長く歩く旅の浸透を図っていくとしています。

長距離自然歩道は、自然と触れ合い、地域の魅力を発見し、心身ともにリフレッシュできる貴重な空間です。ぜひ、これらの歩道を歩いて、日本の豊かな自然と文化を体感してみてください。

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