オリコとクレジットエンジンが実証実験を実施
株式会社オリエントコーポレーション(オリコ)とクレジットエンジン株式会社が、生成AIを用いた督促回収業務の自動化を目的とした実証実験を開始しました。
この両社の取り組みは、お客様サービスの向上及び業務効率の抜本的な改善を狙いとしています。
70年間の蓄積されたノウハウ
Oリコは、創業70年という長い歴史の中で、膨大な督促・回収に関するデータとノウハウを蓄積してきました。これまでにお客様との信頼関係を築き、安定したサービス品質の維持に努めてきたオリコは、今後さらなるサービス向上のために、クレジットエンジンの高度な技術を取り入れ、業務のDX化を進めます。
パーソナライズ化されたサービス
生成AIを活用することで、オリコはお客様一人一人の状況に応じたパーソナライズされた対応を実現します。この新しいアプローチにより、より柔軟で迅速なサービス提供が可能になると期待されています。具体的には、督促・回収業務の際に発生する様々な返済や支払い相談業務において、AIがチャット形式で対応することで、さらなる効率化を図ります。
実証実験の内容
実証実験の主な内容は、 お客様からの返済や支払いに関する相談に対し、クレジットエンジンの最新技術を活用したチャットによる督促・回収業務を実施し、その有用性を検証することです。この取り組みによって、事務作業の効率化だけでなく、平日や休日を問わず一貫した質の高いサービス提供が期待されています。
お客様サービスの向上を目指して
督促回収業務は、企業と顧客の信頼関係を維持するために極めて重要な役割を果たしています。オリコは、AI技術を駆使し、お客様サービスを向上させるだけでなく、業務効率のアップや人員の負担軽減にもつながると考えています。
今後、オリコはこの実証実験から得られる知見を活かし、さらなるサービスの質を向上させていく方針です。業務のデジタル化が進む中、AI技術がどのようにビジネスの現場に革命をもたらすか非常に注目されるところです。
クレジットエンジンの概要
クレジットエンジン株式会社は、2018年に設立された企業で、オンライン融資管理システム『CE Loan』や債権管理回収システム『CE Collection』を提供しています。これらのシステムは、顧客が抱える課題を解決する手法として、多くの企業に導入され、確かな実績を上げています。
これらの最新技術とオリコの豊富な経験が結びつくことで、より効果的な督促回収業務の実現に期待が寄せられています。
オリコとクレジットエンジンのコラボレーションは、これからのビジネス界におけるAI活用の一例といえます。今後の進展に注目が集まっています。