出島組織サミット
2022-11-28 10:00:01
出島組織サミット in 出島が示す新たなビジネスの形とは?
出島組織サミット in 出島: 新たなビジョンが誕生
長崎に位置する出島が、ビジネスシーンの新たな交流の場として注目を集めています。このたび開催された「出島組織サミットin出島」では、国内外から30社が出揃い、各々が抱える課題に関する知見を共有しました。企業や自治体がこれまでの枠を超え、新たな価値を生み出す「出島組織」や「出島戦略」の実践に向け、参加者は熱心に議論を交わしました。
出島の歴史とその意味
出島は、1634年に江戸幕府の対外政策の一環として築かれた人工島であり、鎖国時代に唯一西洋文化が持ち込まれた港です。そのため、当時の出島には世界中の東インド会社の寄港地とつながり、最先端の文化が集まりました。その歴史的背景を踏まえ、今イベントでは出島の特性が生かされています。
シンガポールから福岡まで、参加社が見せた多様性
初開催となる今回は、シンガポールをはじめ、東京、神奈川、大阪、山口、福岡、大分、佐賀、さらに地元長崎からも多様な企業が集結しました。参加者は、伝統工芸や鉄道会社、スタートアップ支援企業、大学など、異なるバックグラウンドを持つ組織の代表者です。これらの異業種が集まることで、想像もつかない新たなアイデアが生まれることが期待されています。
出島組織の定義とその分類
午前のセッションでは、実行委員会の鳥巣智行氏が挨拶を行い、倉成英俊氏が「出島組織とは何か?」をテーマに独自の調査結果を発表しました。この調査によって出島組織は7つのタイプに分類され、それぞれが持つ特性と価値を明らかにしました。
自己紹介を通じたネットワーキング
参加者全社がそれぞれの活動を1分間で紹介する短いセッションも用意されました。この短い時間にも関わらず、各社の取り組みが紹介され、多くの参加者が興味を持つ機会となりました。新たなビジネスパートナーシップの糸口が、ここで生まれるかもしれない瞬間でした。
特別出島ツアーでの洞察
昼食後、参加者は出島の歴史について深く学ぶ特別ツアーに参加しました。学芸員のガイドにより、出島の建設目的や江戸幕府の意図、さらには新たな文化が生まれる背景について興味深い解説がなされ、参加者は実際に出島を訪れながら考察を深めました。
珍しい出島組織の事例紹介
後半には、「知らなかった!こんな出島組織がある」と題したセッションが行われました。藤本あゆみ氏や米田利己氏、辻諭氏らが登壇し、異なる視点から出島組織の可能性について語りました。特に、大企業ではない独自の成り立ちを持つ出島組織の事例共有は、多くの参加者に刺激を与えました。
本土との橋の架け方
最後のセッションでは、本土とのつながりをテーマに、JR東日本スタートアップやCalbee Future Labo、電通Bチームのメンバーが登壇し、橋をかける取り組みについて具体例を交えて語りました。
認定式に参加した名誉
すべてのプログラムが終了後、長崎市長による出島組織の認定式が行われました。14社が初の認定を受け、これからの出島組織の発展が期待されます。
参加者の感想と次回への期待
参加者たちからは、「出島組織の多様性に感心した」「未来に向けたビジネスの可能性が見えた」といった感想が寄せられ、来年の開催を楽しみにしています。今年の出島組織サミットin出島が、多くの人々に新しいアイデアとビジョンを提供したことは間違いありません。そして、このイベントが今後も継続的に開催されることが期待されています。公式サイトでは次回開催情報が随時更新される予定ですので、興味のある方はぜひ確認してください。
会社情報
- 会社名
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出島組織サミット実行委員会
- 住所
- 長崎県長崎市浜町11-19OIDEOIDEビル3F
- 電話番号
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