環境意識と油ハネ問題が浮き彫りに!食用油購入に関する意識調査
株式会社J-オイルミルズが実施した「食用油(家庭用製品)の購入基準に関する意識調査」では、消費者の環境意識の高まりと、家庭での食用油使用における課題が明らかになりました。
調査は、全国の20~60代男女500名を対象に、インターネットで実施されました。
環境に配慮した容器への強いニーズ
調査結果によると、環境に配慮した食用油の容器を「価格が高くても希望する」または「価格が同じであれば希望する」と回答した割合は87.8%に達しました。特に、食用油の使用頻度が「ほぼ毎日」の人では、その割合が89.3%にまで上昇。日常的に使用する食用油においても、サステナビリティへの関心が高まっていることがわかります。
家庭での食用油使用における負担
家庭で食用油を扱う上で、最も負担に感じることは「食用油の油ハネ(飛び散り)」で、72.8%の人がそう回答しました。次いで「食用油の廃棄処理」が59.0%と、油ハネと廃棄処理は、食用油使用における大きな課題であることがわかります。
特に、油ハネについては、女性では81.2%と、男性の59.2%と比べて20ポイント以上の差が見られました。女性は、油ハネによる清掃や衣服への付着など、日常生活での影響をより強く感じていると考えられます。
正しい廃棄方法の理解不足
食用油の正しい捨て方について、「知っている」と回答した人は50.6%にとどまり、「どちらともいえない」が25.6%、「知らない」が23.8%という結果になりました。
食用油の処分方法としては、「使用済み油を紙や布に吸わせる」が65.0%と最も多く、次いで「使用済み油を固める凝固剤を使用する」が53.4%でした。近年では廃食油の回収も普及しており、「廃食油回収に出す」と回答した人は15.0%となりました。一方で、「使用済みの油をキッチンの排水口に流す」という推奨されない方法での処分も、6.0%見受けられました。
J-オイルミルズによる啓発活動
今回の調査結果を受け、J-オイルミルズではサステナビリティ推進の観点から、食用油の捨て方や容器の正しい捨て方を啓発するコンテンツをホームページで公開しています。
J-オイルミルズは今後も、消費者のニーズに対応する商品開発や情報提供を積極的に行っていくとしています。