前田工繊の成長
2025-08-08 15:48:08

前田工繊、2025年6月期の決算を発表し順調な成長を示す

前田工繊株式会社、2025年6月期決算を発表



2025年8月8日、前田工繊株式会社(東京都港区、社長:前田尚宏)は、2025年6月期(2024年7月1日から2025年6月30日)の決算を発表しました。結果、売上高は64,108百万円で前年同期比14.8%の増加となりました。また、営業利益は12,026百万円で12.0%の増、経常利益も12,259百万円で9.1%の増、親会社株主に帰属する当期純利益は9,489百万円と18.9%の増加を記録しました。

セグメントごとの詳細な成績



ソーシャルインフラ事業



主に公共工事に携わるこのセグメントでは、大型案件の進行に伴い、盛土補強材や海洋土木製品の販売が好調を維持しました。特に河川護岸材や景観資材の需要も高まり、売上と利益が双方で増加しました。不織布関連では、スパンボンド(連続長繊維不織布)の販売が鈍化している一方で、医療や衛生資材の受注は堅調であり、結果として売上と利益の増加を支えました。

ただし、農水産関連分野では、一部製品の需要が落ち込んだため、売上は前年比で減少。特に園芸用ハウスの需要は下がり、水産加工事業では価格の低迷が影響しました。海外の子会社であるMAEDA KOSEN VIETNAM CO., LTD.では、製品ラインの拡充により安定した受注が確保できており、こちらのセグメントは好調でした。また、2024年12月に子会社化された株式会社犀工房と、2025年4月に子会社化された三井化学産資株式会社の業績も寄与しています。

インダストリーインフラ事業



自動車用鍛造ホイール事業においては、国内自動車メーカーへのOEM供給とアフターマーケット向けの販売ともに堅調でした。さらに、海外の子会社であるBBS Motorsport GmbHが欧州市場での販売を伸ばしたことが、全体の売上と利益の向上に寄与しています。

衣料や各種産業資材事業では、電力料金や原材料費の高騰が影響を及ぼしましたが、精密機器向けのワイピングクロスなどが回復傾向にあり、売上は堅調に推移。結果として、このセグメントの売上高は27,713百万円(前年同期比14.8%増)、営業利益は6,010百万円(同17.8%増)となりました。

今後の展望



今後、前田工繊は「ジオシンセティックス」の総合企業として、地域社会の安全で豊かな生活の実現に貢献していく方針です。また、前田工繊では、顧客のニーズに応じた製品の開発を進め、さらなる成長を目指します。今回の決算結果は、同社の確固たる基盤と未来への期待を物語っています。

詳細な内容については、2025年6月期の決算短信や公式ウェブサイトをご確認ください。

決算短信 - 前田工繊株式会社


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会社情報

会社名
前田工繊株式会社
住所
福井県坂井市春江町沖布目38-3
電話番号
0776-51-3535

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