新しい東北の魅力
2020-03-30 14:01:07

復興庁が進める「新しい東北」プロジェクトが目指す交流拡大

東北活性化プロジェクト「新しい東北」



近年、復興庁は東北の活性化を目指す「新しい東北」プロジェクトを進めています。この取り組みの根底には、震災からの復興と地域の活性化があり、特に「まちのにぎわい」を回復することが重要です。

まちのにぎわいの回復



震災後、インフラや住宅の復旧は進みましたが、地域住民や事業者が中心となる「人々の活動」の復興が欠かせません。現在、東北地方では、人口減少や高齢化、産業の衰退といった問題が深刻です。復興庁は、地域自身が抱える課題を解決しながら、自立した地域社会の構築を目指しています。このプロジェクトは、被災地の自治体、企業、大学、NPOなどさまざまな主体が協力することで、地域の魅力を再発見し、新たな挑戦に取り組むものです。

観光産業の復興



復興の新しいステージに突入した東北では、観光業が経済復興の重要な柱に位置付けられています。観光産業は広範囲に影響を与えるため、観光復興が地域経済の再生に寄与することが期待されています。しかし、若者を中心としたインバウンド観光市場では、東北地方の認知度はまだ低く、さらなる情報発信と外国人旅行者の増加が急務です。

「新しい東北」プロジェクトの一環として、交流拡大モデル事業が設立され、地域事業者が主導して旅行商品を磨き上げ、海外市場への展開を図っています。これにより、持続的な外国人交流人口の拡大を目指しています。

東北プレミアムサポーターズクラブの結成



2017年に発足した「東北プレミアムサポーターズクラブ」は、地域の旅行会社や宿泊施設など、20社以上が参加する組織です。このクラブは、各社の資源を結集し、統一した誘客活動を行ってきました。具体的には、宮城県や岩手県を含む地域の魅力を国内外に発信することを目指しています。これによって、各社が連携し、資源を効果的に活用し、より多くの外国人観光客を誘致するための基盤が整いました。

旅行商品造成の取り組み



プレミアムサポーターズクラブでは、旅行商品造成の試みも行われています。メンバーはモデルプランを基に視察を行い、旅行者のニーズに合致する商品を開発しています。また、ツアーガイドのスキル向上を目的とした研修も実施し、ガイドとしてのストーリーと技術を学ぶ機会を提供。これにより、参加者は貴重な経験を得て、今後の旅行業界での活動に役立てています。

海外メディアとの連携



さらに、アメリカのニューヨークからフードライターを招き、東北の食文化を広める取材を行っています。これにより、東北の観光地としての知名度を高め、アメリカのメディアで取り上げられることを目指しています。この活動が進展すれば、さらなる外国人観光客の誘致につながると期待されています。

今後の展望



東北の活性化に向けた今後の計画として、商品造成や販売の支援を引き続き強化し、プロモーション活動にも力を入れていくことが挙げられています。参加企業や旅行業者は、相互に知見を共有し、交流を深めることで、新たな旅行商品の開発や販促につなげることを目指しています。東北が持つ独自の魅力を国内外に発信し続けることで、持続可能な地域の発展を実現していきたいと考えています。

会社情報

会社名
「新しい東北」交流拡大モデル事業事務局
住所
電話番号

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