災害がいつ起こるか分からない時代、町田市ではその準備として「地域防災フェスタ」を開催します。日時は11月16日(土)の午前9時30分から11時30分まで、予備日は23日(土)です。会場は忠生公園の駐車場で、参加費は無料です。
このイベントは、地域の人々が災害時に備えて知識や技術を身につけることを目的としています。「明日、災害が起きたらどうするか?」という疑問を持つことこそが、いざという時に役立つ第一歩。しかし、ただ知識を持つだけでは不十分です。日頃からの訓練と体験が大切です。このフェスタでは、参加者が実際に体験できるブースが用意されており、楽しみながら防災知識を深めることができます。
ブースの内容は非常に充実しています。まず、応急給水槽のコーナーでは、断水が発生した際にどのように水をくむかを学べるシミュレーションが行われます。具体的には、応急給水槽から水をどのように取り出し、運ぶかを実践的に体験できるのです。さらに、防災に関する知識を楽しく学べるクイズワークショップや、防災ビデオの上映もあります。映像を通じて、災害時の行動についての理解を深めることができるでしょう。
もちろん、実際の訓練も見逃せません。初期消火訓練や煙体験訓練、応急救護訓練など、リアルな状況を体験することで、自分の身を守るために必要なスキルを磨くことができます。これらの体験は、ただの知識に留まらず、実践として自分のものにすることが可能です。
また、江崎グリコ株式会社もこのイベントに協賛し、防災備蓄品の展示や試食を行う予定です。参加者は、来場した際に受付で資料を受け取り、各ブースを回ることで多様な体験ができます。特定の言葉を完成させるミッションが用意されており、ブースで体験した後にもらった一言を集めて言葉を完成させると、景品をもらうことができるという楽しみもあります。
このイベントは、町田市の魅力を広める一環としても行われており、地域の人々が一体となって災害への備えの意識を高める良い機会です。市民が協力し、防災知識を共有することによって、町全体の安全力を高めていくことを目指しています。”まちの魅力を発信するだけでなく、住民が安心できる地域づくり”を追求している町田市。災害に備えて行動するためのきっかけとして、この防災フェスタに参加することをお勧めします。