静岡県島田市のグランピング施設「Glamping&Port結」が、バーベキュー料理のメニューに、大井川電機製作所が生産する幻のきのこ「ホホホタケ」を採用したことを発表しました。
「ホホホタケ」は、標高1,000メートル以上の高山でしか自生しない希少なきのこで、採取が困難なことから「幻のきのこ」と呼ばれています。白い花びらのように美しく、食感も良く、栄養価も高いことから、料理人から高い評価を得ています。
「Glamping&Port結」では、6月から9月末の夏季限定で、「ホホホタケ」の串焼きを提供します。串にさして、花びら部分が薄く茶色に焦げるまで焼き、塩と胡椒を振って食べるのがおすすめです。
「Glamping&Port結」は、旧湯日小学校跡地を改修したグランピング施設で、小学校ならではの施設や体育、理科、図工など“授業”体験アクティビティも楽しめます。
大井川電機製作所は、自動車用電球製造・販売を主とする企業ですが、2020年から「ホホホタケ」の生産・販売も開始しました。約5年の研究期間を経て、自社栽培・生産と安定供給に成功しました。電球製造で培った品質管理や生産体制のノウハウを活かし、衛生面や品質面にもこだわって「ホホホタケ」を生産しています。
「ホホホタケ」は、静岡県内の道の駅や農家民宿食堂カフェ、割烹料理店、フランス料理店、ホテル、量販店などで販売されています。東京では、「ホテル椿山荘東京」などの一流料理店やホテルでも採用されています。
近年、自動車産業はEV化や自動運転技術の進歩により、大きな変化を迎えています。大井川電機製作所は、自動車用電球の需要減少に対応するため、新たな事業として「ホホホタケ」の生産に乗り出しました。
「ホホホタケ」は、大井川電機製作所の企業理念である「社会貢献」「人間尊重」「継続企業」に基づいた事業として、地域活性化にも貢献しています。
「Glamping&Port結」で「ホホホタケ」を味わって、自然と触れ合いながら、希少なきのこの魅力を堪能してみてはいかがでしょうか。